南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

ユニクロ

今春夏のユニクロのGジャンと手持ちのGAPのGジャンを比べてみた

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 今日もお気楽に。
ユニクロは基本的に火曜日と金曜日にお買い得品が発生する。
期間限定値引きはこのタイミングだし、入荷後一定期間が過ぎてからの値引きも火曜日に行われることが多い。

ユニクロの値下がり品をウェブで確認するのが毎週火曜日の習慣になってしまった。

2月17日に店頭投入されたユニクロUがさっそく値下げされている(期間限定値引きではなく)が、まだまだ下がるのではないかと思って華麗にスルーした。

今回買ったのは、定価3990円(税抜き)から2990円に期間限定値下げされたGジャンである。

このGジャンはストレッチデニム生地で、かなり生地が薄い。
往年のナショナルブランドのGジャンの愛用者ならきっと「許せん」と怒り出すレベルの薄さである。

ただ、ユニクロの商品だけではなく、全般的に各ブランドのGジャン、デニムシャツは生地が薄くなっており、オッサンたる自分はなんだか釈然としない部分もある。
もしかしたら、老害が始まっているのかもしれない。

無印良品も今春の新作として、ちょっと変わったデザインのGジャンを発売しているが、ユニクロと同じくらい薄手の生地でストレッチ混である。

とりあえず、店頭で試着してみて購入したのだが、どうも丈が短いと感じる。

ちょっとGジャンの変遷をおさらいすると、

その昔、90年代後半ごろまでは、丈が短くアームホールが広くて袖が太かった。
この形が似合うのは相当容姿・体型に恵まれた人に限られていた。

2003年・2004年ごろから洋服のデザインが細身にシフトすると、Gジャンも当然細身になった。
身幅も細くてアームホールも狭くなった。
その分、着丈が長くなった。
どうだろうか、4~5センチくらいは長くなったのではないかと思う。

昔のGジャンはズボンのベルトの上までしか着丈がなかったが、2000年以降のGジャンはベルトのラインが隠れるくらいに長くなっている。
Gジャンだけではなく、カジュアルブルゾンはすべて細く長くモデルチェンジした。

そういう2000年代のGジャンと比べて今回のユニクロのGジャンは丈が短く、昔の丈の長さくらいしかない。

これはトレンドに合わせたのだろうか。

5年位前に買った手持ちのGAPのGジャンと比較してみた。

コーンデニム使用と謳われたGAPのGジャンは定価が12000円くらいしたにもかかわらず、2900円くらいまで値下げされたので買った。記憶が定かではないがもしかすると1900円で買ったかもしれない。

生地は厚手で、ストレッチは入っていない。
触った感触だとどうだろうか、10オンスは越えているくらいの重量感がある。
11オンス~12オンスくらいの間の重さだと思うのだが、この重さは最近だとズボンくらいにしか採用されなくなっている。

ユニクロのGジャンはおそらく10オンス未満だろう。
一昔前ならデニムシャツ向けの生地として扱われたくらいの重さしかない。

ユニクロのGジャンを上にして重ねてみると、やっぱり4センチくらいは丈が短い。(画像参照)

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(上がユニクロ、下がGAP 赤い矢印の分だけGAPの着丈が長い)



あと、着比べた感想でいうと、同じLサイズながらGAPはかなり細身でタイトなシルエットだが、ユニクロは身幅とアームホールにゆとりがある。昔のGジャンに近いシルエットとなっているが、もちろん昔のままではない。

シルエットとしてはGAPの方が好きだが、何ぶん、生地が重くて固いのでなかなか着用が難しい。

上にも中にも重ね着をすることが難しいので春と秋くらいしか着用機会がない。

しかし、春と秋も寒い日や暑い日が多く、いわゆる「春・秋らしい気温」が少ないので、さらに着用機会は少なかった。

かっこいいんだけど着用機会が少ないという何とも手に余る商品だった。

一方、ユニクロのGジャンは生地が薄いので重ね着しやすい。
とくに昨年秋冬に各ブランドが打ち出していたGジャンの上にコートを重ねるという着こなしは、この程度の薄さでないと無理になる。

生地が薄いから初夏までTシャツの上に羽織ることが可能だろう。GAPだと生地が厚いため、初夏に着ると暑くなり過ぎた。

そのあたりを考えるとユニクロの今春夏向けのGジャンの方が汎用性が高いのかもしれない。

色は濃紺ワンウォッシュにした。

あと、一つ気になったのだが、GAPのGジャンは肩のラインが前に付いているのに対して、ユニクロのGジャンはかなり後ろに付いている。パターンづくりのことは分からないのだが、これはどういう目的なのだろうか。
もし、詳しい方がおられたら解説していただきたい。

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(肩のラインが前に付いているGAP)


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(肩のラインが後ろに付いているユニクロ。前からでは肩のラインがほとんど見えない)


一概には言えないが、顔の汚い風采の上がらないオッサンが薄く色落ちしたデニムを着ていると、汚らしく見える場合が多い。濃紺はそれなりに綺麗に見える。
顔の汚い風采の上がらないオッサンである筆者は迷わず濃紺を選んだ。

それにしても、この年になると年々「固い素材」を使った服は着たくなくなる。
消費者には「重い服」を嫌う人は多いのだが、手に持ったときの重さと着用時の重さは実は正比例しない。
着用した場合、重さが肩幅に重量が分散するのでそこまで重く感じない場合が多い。

しかし、固いのは違う。いくら頑張っても固い物は固いままだ。

「オシャレは我慢」といわれるが、50歳手前になると最早、我慢するのも嫌になり、我慢するくらいならオシャレでない方を選ぶ。

デニム生地やメルトン生地、ツイードなどがどんどん薄くなっているのは原材料費のコスト削減という目的もあるのだろうが、なによりも「固い生地」を嫌う消費者が増えているからではないだろうか。

そんなわけでユニクロのGジャンでいろいろとコーディネイトを試してみたいと思う。









ユニクロが工場リストを公開~先手を取られっぱなしの既存アパレル~

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 やっぱりこの話題に言及しないわけにはいかないだろう。

ユニクロ商品の8割占める取引先工場の情報開示
http://www.senken.co.jp/news/management/fr-uniqro-sustainability-170228/

ファーストリテイリングがユニクロの生産工場を情報開示したという内容だ。

ファーストリテイリングのサイトにはそのリストがある。

http://www.fastretailing.com/jp/sustainability/business/pdf/UniqloCorePartnerFactoryList.pdf

日本の工場も3社含まれている。

今後はジーユーの工場も開示する方針だとされている。

この情報開示は、世界的な潮流を受けてのことでファーストリテイリングはそれに追随したといえる。
それでもやはり機を見るに敏だという感想しかない。

さらにいうなら、「ランチェスターの法則」に教科書通りに則っているともいえる。

国内でいうと例えばファクトリエなどの小規模・零細企業が、生産工場の開示を始めた。
これは「ランチェスターの法則」でいうところの一点突破による「小集団の勝ち方」である。

ユニクロという「大集団」の採るべき正しい方針は、「圧倒的物量を生かしてそれに追随する」である。

だから教科書通りにユニクロは追随した。

しかもそのタイミングは、早いとは決して言えないが、遅いとも言えない絶妙のタイミングだといえる。
一方、「物作りガー」とか声高に叫んでいる百貨店向け・専門店向けアパレルや大手セレクトショップはいまだに生産工場、生産業者をほとんど開示していない。

「小集団」が先行したのは事実だが、ユニクロという大集団は、既存アパレルよりは先行者になってしまった。

ユニクロと既存のアパレル企業、どちらがフェアに消費者には映るだろうか。
圧倒的にユニクロがフェアに映るのではないか。

既存アパレル企業はイメージ戦略ですらユニクロの後塵を拝することになってしまったということである。

資本力でも価格競争でも、最近では品質でも勝てなくなった既存アパレル企業は、イメージですら勝てないという状況に追い込まれ、今後、ユニクロとの差はますます広がることになるだろう。

彼らが唯一しがみついている「デザイン性」やら「センス」だってそのうちにユニクロに負けるだろう。
なぜなら「デザイン性」も「センス」も金で買えるからだ。
「デザイン力」「センス」のあるデザイナー、企画マンを雇用、契約して、生産チーム・販売チームときちんと連動させれば、それは実現可能だからだ。

既存アパレル各社は、ユニクロに先手を取られっぱなしで、この20年間対応は常に後手だった。
まさしく「先んずれば人を制す」である。
このまま、既存アパレル各社は負け続けることになるだろう。

国内の繊維の製造加工業者が自立化を望みながら、情報発信に及び腰な姿勢は、長年に渡る大手アパレル各社の「生産工場を秘匿する」という慣習が招いた側面がある。

製造加工業者のおっちゃんと話すと、「公表すると取引先の〇〇社から怒られる」という言葉が頻繁に飛び出す。かつて、大手アパレル・有名ブランドはこぞって生産先を隠した。

理由の一つとして、生産業者が公表されると、企画やデザインをパクられると考えたからだ。
しかし、普通に尋ね歩くと、「〇〇さんは××ブランドに納入している」とか「〇〇さんは××ブランド向けの生地を生産している」(〇〇は社名・工場名)という話は簡単に耳に飛び込んでくる。

それだけ、各社・各工場ともうわさが回るのが早いということである。

だから、もし、新規参入者がそういう情報を集めようと思うと比較的簡単に収集できるから、隠す意味というのは本当はあまりないのが実態である。

逆に長年に渡るそういうあまり意味のない慣習が、情報発信・情報開示することに消極的な製造加工業者を多数作りだしてしまった。

これが製造加工業者の自立化が成功しない一つの理由にもつながっている。

これまでにも増して追い込まれてしまった既存アパレル各社は、どのように対応するのだろうか。
奮起して活動を一変させることを期待したいが、正直、今の業界人では目に見えた対応はできないだろうと見ている。
既存アパレル各社は緩やかに座して死を待つのみということになるのではないか。













ユニクロのリペア加工ジーンズの圧倒的コスパ

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 先日、ユニクロのリペア加工ジーンズを買った。
定価3990円が期間限定で2990円に値下がりしていたからだ。

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リペア加工とダメージ加工、クラッシュ加工は似ていて混同されやすいが厳密にいうと違う。

ともにジーンズを破ったり擦り切れさせたりするところは同じだが、ダメージ加工・クラッシュ加工はダメージを与えっぱなし、壊しっぱなしで終了する。

一方、リペア加工は破ったところをさらに修繕(リペア)する。

一般的に、通常の洗い加工よりもリペア加工、ダメージ加工は加工賃が高くなるが、さらにいえばリペア加工の方がダメージ加工よりも加工賃が高くなる。破った穴をもう一度当て布などでふさがなければならないからだ。
なんだか自作自演のマッチポンプみたいな感じもするが、そういうものである。

このため、クラッシュ加工やリペア加工は長らく、高額品として君臨してきた。
理由は加工賃が高いからである。

そのリペア加工ジーンズが3990円(税抜き)で発売されることだけでも、5年前とは隔世の感があるが、それが2990円にまで値下がりするというのは、驚くほかない。
製造加工賃の観点からすれば圧倒的なコストパフォーマンスだといえる。

ユニクロのリペア加工ジーンズのスペックは、

スリムフィットストレートで股上浅めのシルエット。
綿98%・ポリウレタン2%のストレッチデニム生地で、生地生産メーカーはカイハラ。
製造地は中国。

である。

生地はやや薄く、触感だけでいうと12オンス程度ではないかと感じる。

シルエットは筆者にはピッタリで、太すぎず、かといってピチピチすぎない絶妙なシルエットにまとめている。
もっと華奢な体型の人だと太すぎると感じるだろうし、もっと太い人だとピチピチのモモヒキのようになるだろう。

デニム生地の色落ち感も過不足はない。上を見たらきりがないがこの価格ならむしろ出来過ぎだろう。

肝心のリペア部分は左右の足に1か所ずつでその処理も悪くない。
この処理はアセアンやバングラディシュの工場では難しかったのではないか。だから中国工場を使ったのではないかと考えられる。
アセアンやバングラディシュの工場はまだ技術の低いところが多く、中国工場は概して技術の高いところが多いからだ。

筆者はクラッシュ加工ジーンズが嫌いである。
なぜなら、穿くときに破れ目に必ず足先を引っかけてさらに破れ目を拡大させてしまうからだ。

それに冬は穴が開いたままだと寒い。夏は涼しくて良いのだが。

だから穴をふさいだリペア加工ジーンズの方が好きだが、先ほども書いたように加工賃が高くなりすぎるので、低価格のリペア加工ジーンズというのは3年ほど前まで市場には存在しなかった。

総合的に、ユニクロのリペア加工ジーンズは2990円ならほぼ理想的な商品だといえる。
これも「2017コスパオブザイヤー」の候補に挙げておきたい。

もちろん、商品のクオリティで上を目指せばキリがない。
例えばもっと厚手のストレッチデニム生地を使う。例えばもっとリペア加工した箇所を増やす。もっと激しい洗い加工を施す。などなどだ。

そうすると商品の価格はそれに比例して高くならざるを得ない。
加工賃がうなぎ上りに上昇するからだ。

2万・3万円は当たり前、5万円でもおかしくない。

そんなジーンズが出来上がる。

なるほど、それはそれで結構だし、そういう商品の存在自体を否定する気は毛頭ない。
限られたマニアに向けて売りたいのならそれはそれで良いと思う。

ただ、考えてもらいたいのは、「モノの出来栄え」を競うということはそういう競争になるということである。
ある程度の大衆層に向けて売りたい場合はそういう競争に何の意味があるのだろうか?
ほとんど意味がないだろう。おそらくその「良さ」は大衆にはほとんど伝わらない。

例えば

「ユニクロよりもリペア加工箇所を3ヵ所増やしています」とか
「ユニクロよりもステッチ(縫い目)のピッチを細かくしています」とか
「ユニクロよりも激しい洗い加工を施してタテ落ち感をよりリアルに再現しました」とか

そういう「こだわり」はほとんど大衆には響かない。

「だから店頭販売価格が1万5000円になります」と説明したところで、大衆からすると「だったらユニクロの3990円で十分なんだけど」としか思えない。
ユニクロの商品の出来栄えがゴミ屑のようならそういう論法も通じるが、3990円という販売価格と照らし合わせると過剰品質であるくらいの出来栄えなのだから、大衆は「これで十分」と考える。

繰り返すがニッチなマニア層に向けた商品はこの限りではない。

しかし、ある程度の大量販売を狙うアパレル企業がこの手の競争をユニクロに挑むのは愚策である。
作り手が思っているほど、大衆にはその「こだわり」は伝わらないし、その「こだわり」に価値を見出さない。

そうではなくて、背景とかストーリーとかそういうものを語ることで競争しなくては勝ち目がない。

かといって、お涙頂戴の偽善臭漂うストーリーをデッチ上げるのも危険極まりないが、そういうところに着目する必要があるだろう。

商品の見え方や商品の製造方法での競争は、大衆向け商品においては、ユニクロにはもはや百貨店向けアパレルと言えども勝てなくなりつつある。それを自覚しないことにはさらに負け続けることになる。

(追記:某製造業者からご指摘があったので、補足しておきたい。ユニクロのこのジーンズの加工賃はそれほど高くないらしい。脇をほどいて穴をふさぐ必要がないからとのことである。脇をほどいて穴をふさぎ直すタイプのリペア加工なら加工賃は跳ね上がるが、そうでないならそこまで加工賃は上がらないとのことであり、ご指摘を感謝したい)










ユニクロのオンライン通販で送料無料にするためにタイポグラフィーシートを買った話

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 買い物の際に「値段合わせ」に苦労されることはないだろうか?
筆者は貧乏性なので「値段合わせ」を必ずしたくなる。

例えば、ポイント付与の場合だと、1000円以上でポイント付与という場合がある。
990円なら10円足りないからポイントが付与されない。
じゃあ、もう1点買えよということになるが、欲しい物がないのに無理やり買う方がもったいない。
しかもそれが1990円とかだったら今度は20円足りないということになる。

だから筆者はできるだけ10円に近い金額の商品を探してしまう。
しかし、昔の駄菓子屋ではないから洋服店に10円の駄菓子なんて置いてない。必然的に100円とか200円の商品を探す。だいたい値下がりした靴下がこの値段帯である。

だから結構靴下が貯まっている。

ポイント付与よりもネット通販の方が「値段合わせ」に真剣に考え込んでしまう。
50円でも100円でも送料無料で送ってきてくれるのはヨドバシカメラドットコムくらいで、Amazonも2000円以下は送料が通常配送で350円が必要になる。

ユニクロオンラインは5000円以下だと送料は450円になる。

じゃあ、その値段以下の掘り出し物を見つけた場合、どうするのか。
ここでいつも頭を悩ませる。
Amazonで洋服・服飾雑貨を買った場合、多くの場合2000円くらいになるが、ガンプラを買った場合は2000円に達しないことが多い。
その場合、350円の送料を払うと、Amazonで買う意味がなくなる。
それなら近所のジョーシンだとか家電量販店で買うのと同じになる。

そんな場合は送料無料のヨドバシカメラドットコムを見てみるが、ヨドバシカメラドットコムはAmazonよりもガンプラが高い場合がある。
ここで仕方なく、もう1点欲しかったガンプラを抱き合わせで買って2000円にしてAmazonで買う。

これがまず1つの解決法。

もう一つは送料が1300円とか1500円で無料になる(時々変動する)駿河屋のオンラインショップで買うかである。
ガンプラは駿河屋の方がAmazonより安い場合が多い。

これがもう1つの解決法である。

Amazonは書籍と抱き合わせなら送料が無料になるから欲しかった書籍と抱き合わせで1000円未満のガンプラや服飾雑貨を買うという手段を取ることもある。

これが3番目の解決法である。

さて、9月くらいからずっとユニクロのオンライン限定500円引きクーポンを3つ抱えていた。
2つは11月末で効果がなくなってしまって、年末までの500円クーポンが1つ残っていた。

無理に使う必要もないから11月末で効果をなくしても平然としていた。オンラインショップは5000円以上の買い物をしないと送料が無料にならない。ぶっちゃけユニクロで1回で5000円を越える買い物をほとんどしたことがない。実店舗でもだ。
ユニクロで1回の買い物で使う金額は最高額が3990円くらいである。

しかもオンラインクーポンは5000円以上でないと使用できない。

だからもらわなくても全然良いのだが、もらってしまうと貧乏性なので気になる。

今秋、鳴り物入りで発売されたユニクロUがそろそろ投げ売られている。
ジーンズやツイルイージーパンツは990円にまで値下がりしている。
ルメールデザインのズボンが990円まで値下がりするというすごい世界が展開されている。

綿100%のズボンは敬遠しているのでルメールがデザインしようが、たとえ川久保玲がデザインしようが、それが500円に値下がりしても買うつもりはない。

ニット類は当然ながらアウター類も値下がりしている。

実はまだユニクロUは買ったことがなかったので、手ごろな値段に値下がりしたアウターを買おうと思った。
そこで定価6990円から4990円に値下がりした前ボタン式のウルトラライトダウンを買うことにした。
マスタード、ネイビーは品切れに店舗でも品切れが多く、オンライン通販でも品切れになっている。
残っているのは黒とオリーブ(カーキっぽい)とダークグリーンの3色である。
これは店舗もオンラインもほぼ共通している。

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店舗でこれを買えば、4990円×消費税となり、5000円オーバーになる。
オンライン通販で買っても同じで、消費税抜きで5000円を越えないと送料無料にならないからオンラインで買う方が高くなる。

黒のMサイズを買おうと思ったのだが、最初は店頭で買おうとした。

ふと、「10円に近い商品を抱き合わせて、500円引きクーポンを使えばオンラインで買った方が安くなるのではないか」と思い立って、値下がり商品を検索してみた。
10円の商品はないので、100円台に値下がりした商品を探したが衣料品、雑貨では残っていない。靴下も売り切れている。

あきらめかけたときに、タイポグラフィーシート100円が目に飛び込んできた。
これを抱き合わせて5090円にして、500円引きクーポンを使えば4590円になり、消費税込みでも5000円未満で収まる。


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(ユニクロのタイポグラフィーシート)

ためしにそのように発注してみると、見事に5000円以下になりながら送料は無料になった。

これからこのタイポグラフィーシートとの抱き合わせという買い方は使える。
特に税抜き4990円の商品を買う場合は送料450円を支払うよりも安い。

ちなみにこのボタン式のウルトラライトダウンだが、個人的にはデザインが好きだが、アウターとして着こなせるのはファッション上級者ではないかと思う。
インナーとして活用したほうが万人が活用しやすそうだ。
おまけに2014年年末に買ったインナー向けのウルトラライトダウンよりも袖が細い感じがするのでインナーには適している。2014年末のインナー向けウルトラライトダウンは袖が太いような気がするので部屋着用に格下げしてしまう。

抱き合わせで買ったものの、タイポグラフィーシートは要らないのでそのうちどなたかに差し上げようと思う。









服の低価格化だけを許せない業界人のダブルスタンダード

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 発売してから半月強が過ぎたユニクロUだが、今のところさすがにまだ値引きはない。
見た目のデザインでいえば、やっぱり昨年秋冬の&ルメールの方がカッコイイ商品が多いと思う。

先日、業界の先輩が、ユニクロUのシャツのパターンを大絶賛しておられるのを拝見した。
なるほど、パターンという観点からも評価基準は存在する。

シャツの腋下が非常に特殊なパターンになっており、腕が動かしやすい構造になっているそうだ。(彼談)

筆者はパターンのことについては皆目わからないから、この点で評価は下せない。
しかし、こういう評価基準もあるということで、逆をいえば、高額な服でもパターンとして着心地が悪いという場合もあるということである。

横道にそれるが、パタンナーからこういう情報が発信されるべきだと思う。
業界には意外にフリーのパタンナーも多くいるし、パタンナーを志望する若い人もそれなりにいる。
にも拘わらず、フリーのパタンナーからの発信はほとんどないし、パタンナーを志望する人からも発信がほとんどない。

請け負ったブランドの良し悪しは論評しづらいだろうが、この先輩のようにユニクロだとかZARAだとかH&Mの服のパターンの良し悪しは論評しても構わないのではないか。そこいらのフリーの業者にグローバルブランドからの依頼はまず来ないのだから。

そういう発信の積み重ねでパターンの重要性が業界にも消費者にも今までよりは認識してもらえるはずである。
今のままだと、そこらの企画担当者は縫製工場とかOEM屋が自動的にパターンを作ってくれるものと思い込んでいる。
業界人ですらこういう人が少なくないから、一般消費者は推して知るべしだろう。
それほどにパターンの重要性もパタンナーの重要性も認知されていない。

この評価点は改めて勉強になった。

そうすると、そこに「そこまで良い物なら安くで売るのは間違っている。ユニクロはある程度の価格で売ることを考えるべきだ」という一見すると教科書的には正しい意見を書き込む人がいたが、教科書は所詮教科書にすぎない。

ユニクロというブランドは、「価値ある物を安く提供する」ことがコンセプトである。
だから価値あるパターンのシャツを2990円で発売したわけであり、実にコンセプトに沿った行為であり、何の問題もない。
逆にユニクロが5000円や1万円のシャツを発売したほうが問題だろう。
それはブランドコンセプトに沿っていない行為で、そこらへんの凡百のヘッポコアパレルがよくやらかしてしまう愚行である。

上っ面の表層の判断だけでブランドコンセプトと外れた商品政策を組み立てる。
まあ、そこらへんのヘッポコアパレルのブランドコンセプトなんて、取って付けただけのものなのだから、そもそもブランド自体の存在意義もほとんどない。

もしもファーストリテイリングが高額な商材を出すとしたら、それはユニクロではなくセオリーで出すだろう。

超低価格のジーユー、低価格のユニクロ、それ以上のセオリー、と価格帯に応じてファーストリテイリングはブランドを使い分けており、なんでもかんでもユニクロに求める方が考え方がおかしい。

なんでユニクロが高価格帯を扱う必要があるのか。

業界人ですらこの有様である。
業界人だからこそこの有様なのかもしれない。

それほどに業界人は何事につけても冷静に考えられない人が多い。
ことユニクロになると憎悪を剝き出しにしている。

しかし、いっちゃ悪いが、国内売上高8000億円のユニクロに太刀打ちできる国内アパレル企業は存在しない。
洋服だけでいえば、GMSも太刀打ちできない。百貨店はもちろんのことだ。

いくら憎悪を剥き出しにしてもそれは負け犬の遠吠えでしかない。

ジーユーとユニクロを合わせて国内売上高は1兆円弱。セオリーを合わせると確実に国内売上高は1兆円を越えるだろう。

世の中には低価格代替品が溢れている。
自動車しかりパソコンしかり冷蔵庫しかりテレビしかり掃除機しかりスマホしかりだ。
低価格代替品が登場することで広く庶民に普及するのである。

iPhoneはたしかにブランドステイタスがある。しかしそれでもSIMフリーだとか、型落ちiPhoneの格安スマホが売上高を伸ばしているのはなぜか。

教科書氏がいうように「iPhoneはそれなりの値段で買うべき」ではないのか?

iPhoneは安く買っても良いが、服が安いのは許せないとかどれだけダブルスタンダードなのか。
バカじゃないだろうか。

じゃあ、日本人はテレビはアクオスしか買ってはだめなのか?
型落ちの値下げされたアクオスを買うのはだめなのか?

業界に渦巻くこういう感情論はバカバカしくて聞くに値しない。
言ってる本人はそのおかしさに気が付かないのだろうか。気が付かないから言っているのだろう。

そういう意見がまかり通っている間はアパレル業界は決して浮上しないだろう。
「昔ながら」にこだわりながら衰退している伝統工芸や着物業界と同じ道をたどるだろう。

気が付けば、ファーストリテイリングとしまむらと数社のSPA以外はすべて外資ブランドになってしまったなんてこともあり得るだろう。















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