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南充浩 オフィシャルブログ

おせち遅配事件も別途発生

2011年1月5日 未分類 0

 グルーポンおせち事件が冷めやらぬうちに、またこんな事件が報道されている。

ぐるなび・楽天などおせち1000セット遅配
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110105-00000033-yom-soci

短い記事なので全文を貼り付けておく。

大手インターネット通販サイト「楽天市場」や「ぐるなび食市場」など四つのサイトで、東京都内の飲食業者が注文を受け付けたおせち料理のうち、一部が配達指定の日時に届かなかったことが4日、分かった。

 問題となっているのは、「ガイアスコープ」(東京都渋谷区)が「ビシャクトウキョウ」の店舗名で売り出した「和洋折衷『一期一会』」(定価2万円)、「本格高級洋風『ヴェネチアーナ』」(定価4万円)など6種類。計約3000セットが販売され、12月28~31日に届く予定だった。

 しかし、計約1000セットについて遅配が発生。中には1月3日に配達されたものもあったという。

とのことである。

1月1日に到着するならまだしも、1月3日におせち料理が届いたところでどうせよと言うのだろうか。こういう季節物が遅配されるのは最悪である。食料品、とくに足の速いおせちが遅配されるということは非常にまずい。
グルーポンも含め、こういう事件が多発することでネット通販がいかがわしいものと認識されてしまう。実際にいかがわしい運営会社もあるのだけれど。

おせちについては、このブログがくわしく、非常に勉強になった。
「京都を遊ぶ社長のblog」
おせちの裏側
http://blog.livedoor.jp/ftakahiro/archives/1399386.html

僭越ながら引用させていただくと

これって翻って違う業界でも言えます。
「なんでこんなに高いんだよ、俺ならもっと安くで参入できるぜ!」
という業界とか商品とかって多いのですが、
実際にいざやってみると、思ったよりも売れなかったり、
季節による変動が大きかったりして、
「なるほど、それでこの値付けなのか」と気付かされるものが
多くあります。

と、グルーポン問題の根っこはここにあると言える。
さらにおせちに関して言えば、

少なくとも「おせち」という商品に関しては、
年末ボーナスを稼ぐための利益商品などでは
「決して」なく、感謝の気持ちでせっせと夜なべして作る
非収益商品です。

とのことである。
おせち作りの裏側が紹介されているが、まことに壮絶である。

作業の壮絶さは衣料品業界の福袋作りも少し近いものがあるかもしれない。
もっとも衣料品業界の福袋は、もともとは「感謝」の気持があったのかもしれないが、今ではすっかり「年始ボーナスを稼ぐための利幅の少ない、売上高作りの商品」となり下がっているのだが。


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