以前、製造業も情報発信すべきだということを書いた。
それにはブログが一番良いと思う。

その際、ブログに書くことがなければ昼飯でも映画のことでも良いとも書いた。

ただ、書くことが習慣になれば、徐々に「お役立ち情報」を増やして行くのが良いと思う。
一口に「お役立ち情報」と言うが、業界人からすれば「当たり前のこと」を一般消費者に向けて分かりやすく書くことを心がけるべきだ。

そういうことを書くと「同業者からバカにされる」と懸念する方々も多い。
しかし、同業他社から受注をいただくわけでもない。むしろそれ以外の方々からの受注で成り立っているので、そちらを優先すべきだ。

一般の人は業界で当たり前と言われていることでも意外に知らない場合が多い。

筆者が携わった分野だと「経糸」と「緯糸」と表記するという基本中の基本のことも意外に知られていない。
デニム生地は経糸3本に緯糸1本の割合で織るということも知られていない。
だからファッション雑誌ライターですら「縦糸・横糸1本ずつで織り上げるデニム」などという表記ができてしまう。

ちょっとジャンルは異なるが、クリーニング屋さんのブログで読みやすく、お役立ち情報が書かれているブログがあるので参考にしてもらいたい。

クリーニング屋が伝える上手なご家庭洗濯のブログ
http://ameblo.jp/cleaning-bee/

その中で一番面白かったのがこのエントリーである。

家庭用洗濯の洗剤の選び方
http://ameblo.jp/cleaning-bee/day-20130216.html

です。

とのことである。

一般に家庭用洗剤は何種類も発売されている。
それぞれに何らかの効能が付与されており、素人からするとどれが一番良いのかわかりにくい。
ベテラン主婦だと「長年の経験とカン」で買う洗剤を決めてられるのかもしれないが、実際にそれが的確であるかどうかはわからない。
そこで、一応、プロのクリーニング屋さんの登場である。

そのプロが「各社の商品はすべて高性能だから何でも良いんです」と言い切るわけなので、これは参考になる。

このエントリーなどは「お役立ち情報」の良い見本になるのではないだろうか。

こういうタッチで製造業社も「お役立ち情報」をぜひとも発信していただきたいと思うのだが。