MENU

南充浩 オフィシャルブログ

ネットの普及で消費のスタイルも変わる

2019年4月18日 未分類 0

ちょっと日記のようになってしまうが。
当方は今までネット動画の有料会員になったことがなかった。しかしよく考えてみれば、テレビが地デジに代わる何年か前にケーブルテレビを導入していたことを忘れていた。
そう、忘れるくらいだから一度も使ったことがない。(笑)
プロバイダー料金とコミコミだからプロバイダー料金としてしか認識していなかった。
 
ついに、今月の14日にauビデオパスの会員になった。初月無料と書いてあるのになぜか、300円ほどの料金がかかったのだがなぜだろうか?まあ、5月13日には解約するので構わないが。(笑)
理由はこれだ。
3月31日から1話ずつの全3話配信される「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」を見るためだ。ビデオパスでしか配信されない。
https://web.videopass.auone.jp/navi/article/43812

 
無事に全3話を見終わった。
 
で、ビデオパスの番組一覧を見ていると、改めて感嘆した。それこそアニメやら特撮やらのテレビ版・映画版が有名どころはほとんどそろっている。
おまけにビデオパス専用のドラマまで製作されて配信されている。
 

「これは普通のテレビは要らんようになるわ」

 
と強く思った。
 
何を今更と思われる方もおられるだろうが、Amazonプライムも同様の状態なのだろう。当方はAmazonプライム会員に入っていないから、実際の番組表はわからないが、ビデオパスを見ていると類推できる。
ちょうど、先日Amazonプライムの年会費が1000円値上げされて4900円になった。
「値上げガー」「インフレガー」
と言っている人も見かけたが、アメリカでは年会費は13000円くらいだから、4900円でも割安で半額以下である。これまでが破格に安かったということでしかない。
Amazonプライム、ビデオパス以外にも有料ネット動画配信サービスはいくらもある。
近年、テレビ番組の視聴率が振るわないことが話題になっているが、当たり前だろう。
 
当方も普段はテレビをほとんど見ていない。
今年は日曜日の朝の仮面ライダージオウと騎士竜戦隊リュウソウジャーしか見ていない。あとは平日の7時52分から「めざましテレビ」の「きょうのわんこ」を1分間見るだけである。
テレビ番組は自分の見たい番組の放映時間まで待つのがめんどくさい。ダラダラ見続けるのも時間の浪費でしかない。
それなら、見たい番組だけをテレビで見て、それ以外は有料ネット配信を見ていた方がずっと楽しい。
テレビ番組の視聴率が振るわないのはそういう理由だろう。また、リアルタイムで番組を見る必要もなく、放映時間に間に合わなければ録画しておいても構わない。
 
こういうことはほかのジャンルでもあるのではないかと思う。
例えば、購買部数が減り続けているファッション雑誌というジャンルもそうだろう。一時期、ウェアーというアプリに負けていると言われていたが、最近はそのウェアーも下火となり、インスタグラムに取って代わられている。スナップ代わりのインスタグラムだけがファッション雑誌を脅かしているかというとそうでもない。
当のファッション雑誌自体が「何誌まとめて月額〇〇円で読み放題」というネット配信サービスに加入している場合がある。
書店で買えば1冊600~900円くらいするファッション雑誌が、何誌もまとめて月額1000円以下でネットで読めるなら、よほどインターネットを使えない人以外は、そちらで読むようになる。
ファッション雑誌が書店で売れなくなるのは当たり前である。
紙の良さというのはわからないではないが、服と同様で雑誌もたまると保管する場所に困る。移動させようにもたまると重い。服も雑誌も単体だとそんなに重さは感じないのに数量がまとまるとめちゃくちゃ重くなる。
保管することを考えると、ネット配信の方が便利だということになる。
 
と、ここまで書いて、やっぱりアパレルもネット内のキャラクターに向けて服を売る方が売りやすいのではないかと改めて思ってしまった。
なんだかウキウキしてユニクロで7枚も服を買ってしまってそれはそれなりに満足したが、やっぱり保管場所に困ってしまっている。
定期的に服を捨てなくてはならない。捨てないなら、どこかにレンタル倉庫を借りるか自宅を増築するかしかない。レンタル倉庫もそれなりに高いし、わざわざ取りに行くのも不便である。自宅の増築なんてできるほどのブルジョワではない。
しかし、捨てるにも忍びない服もある。
そう考えると、やっぱりゲーム内の自分のキャラクターに服を買う方が便利だと思えてくる。
実際には着用できないし、それを着て現実世界で称賛されることはなくても、ゲーム内では他者から称賛されるから、承認欲求は満たされる。
ネットが普及する前は、おしゃれな服を着て、仲間内から称賛されていたが、今は、ゲーム内の仲間内から称賛されるから、それが当人にとっては同様の効果があるといえる。
多分、ピンと来ない人もいるだろうが、ゲームキャラクター向けの服が何百億円も売れるということはそういうことなのだろう。
アパレル各社はリアルに販売している服をゲーム内で売るよりも、ゲーム専用の服をデザインして売る方が売上高が伸びるのではないかと思う。
リアルな服なら着心地とか動きやすさとか立体としての美しさを考慮する必要があり、デザインに制約を受けるが、ゲーム内なら二次元の仮想世界なのでそういう制約は受けない。
「前の線と背中の線がつながらない」なんて悩みはなく、デザインの自由度が高くなる。
 
仮面ライダー龍騎の新作全3話をauビデオパスで見ながらそんなことをつらつらと考えた。
 
 
 
超リアルな仮面ライダー龍騎の変身ベルトとドラグバイザーをどうぞ~

この記事をSNSでシェア

Message

CAPTCHA


南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ