昨日、ユニクロは夏物が弱く、冬物が強いということを書いたが、少し補足を。
これはオリジナルな理論ではなく、以前に読んだ分析記事に書いてあったことである。

いつ読んだかな?と気になったので調べてみると、2010年10月に掲載されていた。
ちょうど2年前である。

http://www.atmarkit.co.jp/im/fa/diamond/survival/07/01.html

この中に次のような一節がある。

1つは、「ファストリは9月から11月に一大ブームを起こすほどのヒット商品を生む力を持っている」ということである。実際私も、寒風が吹きすさぶ冬場に愛犬“クメハチ”を連れて散歩をするとき、同社の保温肌着「ヒートテック」には随分とお世話になった。

この筆者は公認会計士なので、数値的な分析から出した結論である。
2年前に記事を読んだときには勉強になった。

ちなみに2012年8月期(2011年9月~2012年8月)の月次既存店売上を見ると、

2011年9月は10・7%減だが、2011年12月は14・2%増、2012年1月は7・9%増、2月は1・2%増である。
そして、2012年5月は10・3%減、6月は7・0%減、7月は2・0%減、8月でやっと2・0%増となっており、昨年度を見ても夏物は苦戦傾向で、冬物は好調だということができる。

だから2012年12月の4・5%増というのは、14・2%増した上の4・5%増だからかなり業績が良いと判断して差支えないだろう。

月次既存店売上高の前年対比だけで結論付けることはできないが、すくなくともそのような傾向はあるといえるのではないか。

さて、夏物のヒット商品というのはなかなか難しい。
機能性商材で吸水速乾機能というものは、冬の保温や発熱機能ほどありがたいものではない。
少なくとも毎日大量の汗をかく筆者はそうである。
強制的に体温を下げるような画期的な機能がないとちょっと食指が動かない。

個人的に良いかもしれないと思った夏物は、無印良品が昨年夏に発売した「汗染み防止加工」のTシャツ、ポロシャツである。吸水速乾性は通常の綿100%素材とあまり変わらないと感じたが、大量の汗をかいても表面まで染み込まずほとんど変色しない。
一見すると、あまり汗をかいていないように見える。

これは筆者のような汗かきには便利な機能かもしれない。

とそんなことをつらつらと考えてみた。