MENU

南充浩 オフィシャルブログ

伸びにくい靴下はクロコダイルとタビオ

2019年3月4日 お買い得品 0

個人的に長期間に渡って愛用してきたヤマトインターナショナルのファミリーセールがなくなってしまって、少し寂しい思いをしている。
旗艦ブランドであるクロコダイル以外をすべて廃止したり、譲渡してしまったので、ファミリーセールを開催する意味もなくなったということなのだろう。
当方が愛用していたのはカジュアルウェアもさることながら、実はクロコダイルの無地リブ靴下だった。
 
数年前から白い靴下が流行っていて、現在は一つのジャンルとして定着した感じがある。
しかし、オッサンからすると白い靴下を履くのはいまだに抵抗がある。引っ越し屋や家電メーカーの取り付けの人みたいだし、何となく学生時代の体操着を思い出させるし。
しかも汚れも目立ちやすい。
そんなわけで当方はいまだに白い靴下を履いていない。多分これからも買わないだろう。
で、相変わらず、スーツにも着用できる黒・紺・グレーの無地靴下を愛用しているのだが、この黒・紺・グレーの無地靴下はずっと15年以上クロコダイルである。

 
昔は1足800円の値札がついていたが、2005年頃からは1足500円の値札に代わっていた。その1足500円の靴下がファミリーセールでは4足1000円で売られていたから、年に2回開催されると毎回4足ずつ買っていた。年に8足買っていたことになる。
スーツを着るときにはいつもこのクロコダイルの無地を履いており、以前だとカジュアル着のときもほとんどクロコダイル靴下だった。
そんな当方が、いつのころからか、他ブランドの靴下も買って着用するようになった。
10年前後前のことになると思うが、ユニクロの靴下を買ってみたことがある。当時から多くの人がユニクロの靴下は良いと言っていたので試しに買ってみた。何回か着用したが、クロコダイルには遠く及ばないというのが当時の感想だった。
理由は何かというと、何回か着用すると、伸びてしまうことだった。クロコダイルの靴下は長年着用してもほとんど伸びない。2年くらいするとちょっと伸びるのだが、そこまで気になるほどではなかった。しかし、当時のユニクロの靴下は何回か履くとかなり伸びてしまって、これくらい違うのかと驚き、それ以来ユニクロで靴下を買ったことがない。
昨年、JWアンダーソンとユニクロのコラボ靴下を2足買ってみたが、こちらはその当時よりは随分とマシでいまだに愛用している。
 
で、昨年の年初、ふと思い立ってタビオでセールになっている靴下を買ってみた。
はっきりと言って、1足1000円の靴下はおいそれと買う気にならない。モノは良いのかもしれないが、靴下1足に1000円を費やせるほどの財政的ゆとりはない。
夏冬のバーゲンだとタビオはだいたい3割引きから半額くらいに値下がりする。
1000円の靴下が500円になるので、1000円で2足買える。
そんなわけで半額になった靴下を2足買ってみた。
もう1年以上履いているが、ウール混なので秋冬のみである。
秋冬のみの着用とはいえ、1年以上履いていてこの赤いノルディック柄の靴下はほとんど伸びを感じさせない。
これはさすがの品質だといえる。

 
口ゴムが伸びるのも嫌だが、足先が伸びるのもなかなか不快である。
しかし、歩いたり走ったりという行為は前に向かって体重をかけるため、靴下は足先に向かって常に引っ張られていることになる。
布帛ならそこまで伸びないが、靴下はニットなので布帛よりも伸びやすい。
ニットであるセーターを引っ張り続けると伸びてしまうが、布帛であるジーンズをいくら引っ張ってもほとんど伸びない。それを想像すればどういうことかご理解いただけるのではないか。
タビオのこのフェアアイルの靴下は恐らくミドルゲージであり、このミドルゲージはほとんど足先が伸びない。それこそクロコダイルと並ぶほどである。
一方、ローゲージも買ってみたが、こちらも伸びは少ないものの、密度が甘いからかかかと部分が薄くなった。またハイゲージも買ってみたが、こちらも伸びないものの、やはり生地が薄くなってしまった。
そんなわけで、タビオの靴下は個人的にはミドルゲージがもっとも買いだと思っていて、実体験に基づいて、ミドルゲージのセール品ばかりを物色するようにしている。
 
先日、タビオの中の人と話す機会があって、そのことを尋ねてみると、伸びにくい理由として

「湯通しをして縮めています」

との答えが返ってきた。
靴下を編んだあと、生地を縮めるのだという。生地が縮んで編み目の密度が高くなるから長年履いても伸びにくいのだという。
そして、

「中の人としては言いにくいですが、ミドルゲージが当社で一番お買い得です」

とも付け加えておられたので、当方の選択は間違っていなかったということになる。
 
夏のフットカバーは、「脱げにくさ」と「伸びにくさ」を重視して無印良品とグンゼが双璧だが、真冬にフットカバーを履いて足を冷やすのは、50歳手前の老体には過酷であるから、春・秋・冬は普通の靴下を履いている。
普通の靴下はクロコダイルとタビオのミドルゲージが双璧だが、ヤマトインターナショナルのファミリーセールがなくなってしまった今、当方のタンスにはタビオの靴下が増える一方で、定価ではなかなか買いづらいから、夏冬のバーゲンで何足かまとめて買っている。
 
タビオのミドルゲージ靴下は本当にお勧めである。
 
久しぶりにNOTEの有料記事を更新しました~
「アパレルの簡単な潰し方」
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/n479cc88c6
 
そんなタビオの靴下をどうぞ~

この記事をSNSでシェア

Message

CAPTCHA


南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ