今日はお気楽に。
昨日、「ユニクロ アンド ルメール」のスリッポンシューズが発売された。
前評判が高い商品なので早速店頭に現物を見に行った。

向かったのはあべのキューズモール店。
さっそく、試着してみた。
筆者の足は幅広なので、ナイキ、アディダス、プーマなどのスニーカーは幅が狭く作られているので、いつも27・5センチを履いている。品番によっては28センチというのもある。

反対に、幅広の形の靴なら26センチでも履ける。
とくにスリッポンはヒモで大きさを調節できないので、できるだけピッタリのサイズを選ぶ必要がある。

で、控えめに26・5センチを履いてみようとしたのだが、履き口が小さくて入らない。
27センチを試してみたが入らない。

そこで28センチ(展開サイズで最大)を履いてみたら入った。
試しに27・5センチも履いてみたが無理だった。

かなり幅が狭く作られている。
足の形は個人差があるが、いつも履いている靴よりも1センチ前後大き目を選ぶのが良いのではないか。

試着した感想だが、シルエットはかなり細い。
スーツ向けの革靴と似たような感じであり、細身のパンツに合わせるのがもっとも良いだろう。
反対にワイドパンツにはボリュームが無さ過ぎて合わない。

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ソールはスニーカーにしては薄目だがクッション性は悪くない。
インソールが入っているためでもあるのだろう。

生地は綿100%オックスフォード素材なので、耐久性はあまり良くないと思う。
ガンガンとハードに履くのは寿命を縮めるのではないか。
かと言って高級レザーシューズほど丁寧に扱う必要もないが、スポーツメーカーのハイテクスニーカーのように履くと短命に終わりそうな気がする。

価格は2990円(税抜)なのでお手頃である。
カラーバリエーションは白と黒の2色。

ユニクロのオンラインストアを今朝覗くと、早速、黒の大きいサイズが完売している。
すごい人気である。
黒の26・5~28センチが完売である。
白の方は各サイズが残っている。

筆者も買うとすると黒になると思うが28センチが実店舗の店頭にいつまで残っているか。

ところで、あべのキューズモールのユニクロは昨日はレジがフル稼働し、それでも長蛇の列ができていた。ざっとみたところ40~50人は並んでいただろうか。
平日の午後だというのにすごい集客力である。

夜になって、某百貨店・専門店向けアパレルの役員の方から「今春も厳しい。店頭にもあまりお客が入っていない」というお知らせをいただいた。
耳にする範囲では、今春の商況はジャンルやテイスト、価格帯によってマダラ模様のようだが、「昨年秋冬よりはマシ」というブランドもある。

しかし、引き続き厳しいブランドも珍しくない。

ユニクロは営業減益(赤字転落ではなく黒字幅が減った)によって、「不振」「一人負け」などと報じられることが多いが、平日の午後に10台以上あるレジがフル稼働してそれでも50人前後が常に並び続ける状態にあるというのだから大した人気と言わねばならない。

個人的にもユニクロがかつてのような勢いで今後も売上高を伸ばし続けるとはまったく思わない。
売上高8000億円を越えているのだから最早飽和状態で国内売上高は良くて微増だろうし、微減くらいは当然だと思っている。

しかし、V字回復と持ち上げられているライトオンはピーク時売上高からはいまだに150億円マイナスである。
しまむらも回復しつつあるが、これから大幅成長が見込めるかというと厳しい。

かつて量販店、しまむら、ユニクロなどへ製品供給していた友人がしまむらについての危惧を漏らしていた。

昨秋、しまむらは保温ズボンを3900円で発売したところ大ヒットとなり、V字回復のきっかけを作った。

しまむらがかつて若い女性に受けたのは、「多品種小ロット」による商品の希少性である。
大量生産で「ユニバレ」「ユニ被り」が頻発するユニクロとは反対に、小ロットなので「しま被り」「しまバレ」はほとんどない。

今回、保温ズボンという大ヒットアイテムを作ったが、これはユニクロ方式で大量に生産している。
おそらく今秋も保温ズボンは重点的に販売するだろうし、実際の店頭でも売れるだろう。

けれども、かつてのしまむらが持っていた「良さ」というのはなくなり、ユニクロや他の量販店同様に「大ロット」方式になる。他の商品にも同じ方式を押しはめれば「しまバレ」「しま被り」が頻発するようになる。
その方向転換は果たして正しいのか?というのがその友人の危惧である。

それこそ「大ロット」の低価格ゾーンに埋没してしまわないか?

閑話休題

メディアでは「不振」と書きたてられているユニクロだが、平日の午後にレジに長蛇の列を作らせるほどの底力はまだ衰えていない。それを読み誤ると破綻が早まるのは他のアパレルの方ではないか。

ユニクロ vs しまむら(日経ビジネス人文庫)
月泉 博
日本経済新聞出版社
2009-11-03