のっけからアレだが、やはりホームページの有無は重要だなあと改めて痛感した。

筆者が主催チームに参加している生地の切売りイベント「テキスタイル・マルシェ」も本日が最終日となる。
3月に続き、今月も阪急百貨店うめだ本店10階で開催した。

今回は、9社・8ブースの出展があり、出展者数は実はこれまでで最も少ない。
しかし、各社売り上げが好調である。


これまでだと、すごく売れた企業と、すごく売れなかった企業の格差が激しかったのだが、今回はすごく売れなかった企業が見当たらない。格差は縮まっており、全体的に底上げができたといえる。


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(今回の会場風景)



すごく売れた企業の中でもダントツなのは滋賀の林与である。
出展物は麻織物だ。

売れた理由はさまざま考えられる。

麻ブームだから。
社長の熱烈トークが好評だから。
林与の製造する生地自体が高感度だから。

などなど。

筆者も各ブースで販売のお手伝いをしているのだが、林与を目当てに来るお客からこういう言葉をよく聞いた。

「こちらに出展しているとホームページで見て」

こういうお客が筆者が見ただけで10人以上はいた。
筆者が見ていない時間もあるから、それを合わせるともっといたと推測される。

林与はホームページがある。
その中で生地のオンライン通販も行っている。
社長もブログを書いている。

そこで告知すると、林与のオンライン通販を利用しているお客がわざわざ足を運んでくれたというわけだ。

ファンシーヤーン、ボタンなどの副資材、テープリボンなどを扱うアートファイバーエンドという企業も出展している。
ここは遠藤さん一族が経営しているから、本来はアートファイバーエンドウかアートファイバーエンドーが正しい表記だと思うのだが、なぜかアートファイバーエンドと表記する。
英語で書くとart fiber endo だからアートファイバーエンドとカタカナ書きしたそうだ。Σ('◇'*)エェッ!?

why?  

それはさておき。

ここが扱っているファンシーヤーンや付属品は単価が安い。
数十円から数百円程度である。
1000円以上の単価の商品はないのではないだろうか。

客単価はおそらく数百円だろう。
それでも毎日、5万円以上を販売する。
個数でいうと100個前後販売していることになる。

ここにも「ホームページの告知を見て来ました」というお客が毎日何組か訪れる。

各社好調とはいえ、自社ホームページを持たない会社がある。
その企業はやはり売り上げの伸び率や客数の多さでは一歩及ばない。

売り場に6日間立っていて、改めてホームページの威力を体感した。

産地の中には、「ホームページなんて作る費用がもったいない」「メンテナンス・更新がめんどくさい」「そもそもホームページを持つ意味が分からない」などという意見を持つ企業がけっこうある。
しかし、実際に現場で日々の売れ行きを見ていると、その考えは大きな間違いであるということがわかる。

例えば「麻織物」で検索した場合、林与は検索画面上位に表示される。
しかし、ホームページを持たない会社は、画面に表示さえされない。

だったら、麻織物を探しているデザイナーやアパレルは林与にまず問い合わせる。
ホームページを持たないA社には問い合わせない。
検索しているデザイナーやアパレルはそもそもA社の存在を知らないから、A社の連絡先をどうにか調べて連絡してみようという考えさえ浮かばない。


ホームページを持たないということはこれほど不利なのである。
ホームページを作成する費用がもったいないというなら、無料で更新できるブログを作っても良い。
何もしないよりはそちらの方が随分とマシである。


ホームページもブログもない会社は本当に危機的状況にある。