今日で仕事納めという会社は多いだろう。

さて、年が明ければさっそくバーゲンセールであるが、最近はセール後倒し問題もうやむやに終わってしまった感がある。
あくまでも主観だが、おそらく三越伊勢丹とルミネはこのまま10日~2週間ほど遅らせる日程で定着するだろう。

以前にも書いたが、大阪には「阪急ファイブ」を前身とするHEPファイブというファッションビルがある。
ここはセール後倒しが全国的に問題になる遥か以前からセールを後倒ししてきた。98年のリニューアル改装以降ずっと夏冬のセールは10~2週間遅く始まっている。
大阪の人間からすると、「HEPのセールはいつも最後」という認識で定着している。
三越伊勢丹とルミネのセールもそういう形で定着するだけで、業界全体がセール時期を遅らせるなんていうことは今後も存在しないと考えている。

今年は12月6日ごろから各商業施設や路面店でプレセールが開始されている。
通常のプレセールは10~30%オフであり、中にはプレセールをしないテナント、ブランドもある。
プレセールの現在の在り方としては「本格的なバーゲンになる前に少しだけ値引きしましたよ。色柄サイズが豊富な今のうちに少しだけお買い得値でジャストシーズンのアイテムをお買い求めください」というニュアンスだと感じる。

しかし、今年の12月はプレセールのあと、もう一段の値引きをする「プレバーゲン」が多発している。
筆者の携帯にも中旬以降頻繁に「プレセールからさらにお買い得価格に」というお知らせメールが送られてくる。
例えば、グローバルワークとレイジブルーだが、自社オンラインショップでは現時点ですでに「最大60%オフ」を謳っている。
ユニクロだって最早、クリスマス前の3連休からずっとセールが続いている。

今週、キューズモールやヨドバシカメラを見て歩いたが、50%オフとか最大70%オフという看板を掲げた店が多かった。体感としては「実質的にバーゲンセールに突入している」と感じる。

そうそう、天王寺MIOからもハガキが送られてきた。
1月1日からのバーゲン案内だが、12月30日に「プレバーゲン」を行うとも書いてある。
各ブランドの値引き率を見てみると、1月1日からのバーゲンとほぼ同じくらいになっている。
詳細な中身はわからないが「フランフラン」の「Happy Bag」とやらは10000円相当の商品が3000円になるらしいから実質70%オフだ。
名称から察すると福袋のような物だろうか?

このような状況を見ていると、セールは後倒しどころか前倒しされていると感じる。
とくに天王寺MIOの「プレバーゲン」なんて今年から始まった新企画だ。
この要因としては10月、11月の衣料品不振があるのだろう。しかし、一度やってしまったものは通常の企業ではよほどのトップダウンでない限り廃止しにくい。
部長クラスで判断して廃止できるなら、ユニクロは毎年「創業感謝祭」を開催していないだろう。
今後もセール前倒しの流れは止まらないということである。

まあ、そんなわけで来年も良いお年を。