Heaven helps those who help themselves=天は自ら助くる者を助く

これをさらに日本語に意訳すると「人事を尽くして天命を待つ」となる。
なつかしい。高校1年生の時に習った英語である。

日本国内にはさまざまな地域に繊維産地がある。
タオルだと愛媛県・今治と大阪・泉州地域、毛織物だと愛知県、デニム生地だと岡山県・広島県、クレープや楊柳だと滋賀・高島、先染めのシャツ生地だと兵庫県・西脇などなど。

各産地がそれぞれ合同で展示会を行う。
例えば西脇素材展とか、高島産地合同展とかいうような具合である。


先ごろ開催されたある産地素材展の成果があまり芳しくなかったと耳にした。
来場者が想定より少なかったそうだ。
来場者の数が多くても受注が決まらなければあまり意味はないのだが、それでも少ないよりは多い方が良いという考え方にも一理はある。
たくさんの人に見てもらった方が将来の可能性は広がると思われるからだ。


アパレルの合同展示会は大型のものだとIFFやルームス、雑貨業界だと東京ギフトショーなどがある。
集客のために主催者や事務局から大量の案内状、招待状が送付される。
それこそ何万通という数量である。

しかし、アパレル業界・雑貨業界の展示会に出展する各企業はそれぞれ自社からも展示会招待状を発送する。
だから主催者からと出展社からの両方から招待状をいただくことが多々あるのだが、それで良い。

来場者の集客を主催者任せにしてしまうのは愚の骨頂だからだ。

東京ギフトショーの出展社説明会では展示会の心得のようなプロモーションビデオが流される。
その際に出てくる言葉が「天は自ら助くる者を助く」である。
要するに、自社での集客もやらないと意味はないですよ。ということである。


で、先のある産地素材展だが、集客の努力をした出展社はあまりいなかったようだ。
ならば来場者数が予定より少ないのは当然の結果だ。


今回に限らず、各産地展で来場者が増えないというのは、出展各社が集客の努力を怠っているのではないかと思う。もちろん、自発的に自社からも招待状を送付されている企業もあるだろうが、そうでない企業というのも各産地に相当数あるのではないか。


闇雲に「来てくれ」とお願いするだけでは効果が薄いことも十分承知しているが、最初の「来てくれ」というアクションさえ起こさずに、「効果的な集客法」ばかり考えていても仕方がない。
仮説→実行→検証がビジネスの基本ではないのか。
実行せずに検証ばかりしていても絵に描いた餅である。


出展企業が事務局やプロデューサーに依存しているだけでは、各産地展はますます衰退するほかない。