通常のファッション衣類よりもスポーツウェア、肌着、ワーキングユニフォームあたりは如実に進歩とかテクノロジーが感じられて一般人でもわかりやすい。

わかりやすいから当方は通常のファッション衣類よりもこのジャンルの話の方が好きだ。

通常のファッション衣類は曖昧模糊としたことが多すぎる。
おまけにそれを伝える言葉も意味不明なルー大柴みたいなのが多い。例えばこれだ。

今回の取り組みは、ファッションコンシャスな層のエモーションに訴求し、プレシャスなエクスペリエンスを提供するための取り組みと言えると思います。

ルー大柴の言葉をテープ起こししたのかと思うがどうやら違うようだ。

なぜ、感情という立派な日本語があるのにエモーションなんて使うのだろうか。
特徴的な体験と言えばわかりやすいのにプレシャスクスペリエンスと使う意味はなんなのだろうか。

ミーとトゥギャザーしようぜ!

というのとほとんど変わらない。
この手の人間で溢れかえっているからファッション衣類・カジュアル衣類はめんどくさくてアホらしい。

今秋冬物のメンズ肌着で注目を集めそうなのが、腰ゴムなしのボクサーブリーフである。
先日、カイタックファミリーの今秋冬向け展示会に出向いたところ、さっそく、腰ゴムなしのボクサーブリーフが展示されていた。

通常、ボクサーブリーフに限らず、男物のパンツは腰にゴムを入れることで位置を保持する。
ゴムがなければ簡単にズレ落ちる。

ボクサーブリーフは生地に伸縮性があるが、それとてもそれほど強力ではない。
ためしに通常のボクサーブリーフの腰ゴムの部分を切除してみればいい。
普通に穿ける代物ではなくなる。

しかし、腰ゴムにも欠点はあって、窮屈感があるだとか肌に型が残るだとかそういうところだ。
じゃあ、邪魔なら腰ゴムを廃止すれば良いかというとそうではない。そのほかの生地全体に保持力を持たせなくてはならないから、生地の開発が必要不可欠となる。

今回、腰ゴムなしのボクサーブリーフが完成したということは、そういう生地の開発に成功したということで、この技術の進歩はわかりやすい。
今まで一点で支えていた腰ゴムがなくなったということは、ブリーフ全体での保持力があるということになる。

念のために手持ちのボクサーブリーフの画像と見比べてほしい。
人様にお見せするのに、50歳手前のオッサンが穿き古したボクサーブリーフでは話にならないし、場合によっては公害にもなるから、以前に買って未使用のボクサーブリーフの画像を貼り付けてみる。

腰ゴムの部分がバッサリとなくなっていることがお分かりいただけるだろう。

で、たった一社の商品を見ただけで「大流行しそう」なんて言うのは冷静さに欠けるが、実はこれと同じ商品は他社からもちょうど今秋冬に向けて展示会に出品されていた。
大手肌着メーカーのG社だ。情報解禁が7月なので珍しく伏字にしておく。

カイタックファミリーもG社も販路は量販店なので、早くて7月末、遅くても9月ごろからは腰ゴムなしのボクサーブリーフが一斉に量販店の売り場を埋め尽くすことになる。

見た目は大きくは変わらないが、生地は違っていて、カイタックファミリーはナイロン・ポリウレタンの経編(たてあみ)生地を使用する。G社は丸編み生地を使用する。

恐らく、ユニクロも今秋物か来春以降に追随することになると考えられる。
カテゴリーはエアリズムになるだろう。エアリズムシームレスの新商品という形で追随するのではないかと思う。

丸編みのG社と経編のカイタックファミリー、どちらの商品がどう違うのか、1枚ずつ買って穿き比べて確かめたいと思う。
一応、念のために断っておくと、着用している画像を掲載する気はまったくない。
まあ、掲載されると思った人はいないと思うが。(笑)

それにしても実際の着用感はどうなのかと思う。
トランクスにしろブリーフにしろボクサーブリーフにしろ、今まで絶対に腰ゴムは存在した。
腰ゴムの締め付けはもう第二の皮膚というほどに馴染んでいる。これをなくすということはどういう着用感なのか想像は難しい。

「穿いていないようだ」という表現になるのかもしれないが、実際にフルチンでズボンを穿いたことがないからその感覚は想像しづらい。
そんな変態プレイはしたことがない。

当たり前に存在した腰ゴムをなくしたというところが、この商品は画期的だといえる。
それだけに、もし着用感が良ければ大ヒットするのではないかと思う。
カイタックファミリーもG社も量販店向けだから、価格もそれほど高くない。
1枚990円~1500円程度におさまるだろう。

3枚990円とか、4枚690円とかそういうボクサーブリーフから比べると高いが、驚くほど高額ではない。
普通に働いていれば1シーズンに2~3枚くらいは買える。

そういう「手ごろ価格」だから着用感次第では爆発的ヒットが望めるのではないかと思う。

上手くいけば3~4年間くらいの人気商品になる可能性もあるが、問題はそれを越えてしまったらどう売るのかということになる。
そのころにはもっと安い追随品も出てきているだろうし、カイタックファミリーやG社よりも宣伝巧者が人気を博するようになっているだろう。

薄生地保温肌着やノンワイヤーブラ、ステテコと同じような運命をたどることは間違いない。

各社は今、発売することに必死だろうが、一段落ついたらその後のこともぼんやりとでも考え始めた方が良いのではないか。
これまでのヒット商品と同じ道をたどることは目に見えている。値崩れや新規参入は防ぎようがないが、それを踏まえた上で自社の付加価値いかに高めて、いかに伝えるか、それを考えておかないと数年後にはまた今までと同じことを繰り返すだけになる。

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「知名度主義」の人材起用がアパレル業界を低迷させている
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キャラクター肌着・パジャマも強いのがカイタックファミリーの特徴