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南充浩 オフィシャルブログ

ライトオンとジーンズメイトの6月売上速報

2011年6月29日 未分類 0

 関西は6月20日の月曜日まで冷涼な気温が続いていたが、
翌日火曜日からいきなり夏日が始まり、ついに猛暑日に突入してしまった。
天気予報で見ると、東京は先週も涼しい日があったようだが、いよいよ最高気温30度越えが続くようになってきた。

ライトオンとジーンズメイトの6月売上速報が先日、発表された。
5月21日~6月20日までの1ヶ月間の商況であり、涼しい気温が続いたため、両社ともに厳しい数字となった。

ライトオンは
既存店売上高が前年比13・0%減
既存店客数が同16・8%減
既存店客単価が同4・6%増

ジーンズメイトは
既存店売上高が前年比19・4%減
既存店客数が同31・7%減
既存店客単価が同18・0%増

だった。

この期間は梅雨寒だけでなく、6月16日からのセール開始を待つための買い控えもあり、
プロパーで夏物が動きにくかったのは事実である。

しかし、ジーンズメイトの客数減少幅は酷過ぎる。
以前にも書いたように「客数」と示されているが、
これは「入店客数」ではなく「買い上げ客数」である。
買い上げ客数が3割以上も減っているということは、消費者の支持を失っていると見なさなくてはならない。
かなり厳しい状況だ。

ジーンズメイトは、新業態としてメンズの「PLAINN(プレイン)」とレディースの「ブルーベルマーケット」を開始している。「プレイン」が4店舗、「ブルーベルマーケット」が2店舗なので育成途中である。
両店ともにジーンズメイト本体とは一線を画したナチュラル系カジュアルを提案しているものの、店舗規模が小さいためにメーカーからの仕入れ品に頼らざるを得ない。
また、テイストが異なるにも関わらず価格はジーンズメイト並みに低く抑えられている。

ゆくゆくは、ジーンズメイト本体をメンズコーナーを「プレイン」に、レディースコーナーを「ブルーベルマーケット」に改装するのではないかと推測している。
ただ、大々的な改装まで、ジーンズメイトという事業が維持できるかどうかは、難しい局面に突入したのではないかと思う。

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