今日は告知なので興味のない方は読み飛ばしてもらいたい。

繊維・ファッション業界といわれるが、繊維業界とファッション業界はひどく異なる。
まあ、それは置いておいて、素材を川上、アパレルメーカーを川中、小売店を川下と呼びならわしてきた。

川上には紡績、合繊メーカー、織布工場、染色加工場、整理加工場、ニッターなどが属する。
ここはけっこう縦・横のつながりがあって、協同組合みたいなものもあるし、勉強会的な集まりもある。

川中のアパレルメーカーも協同組合もあるし、経営者同士は意外に仲良しで情報交換という名の飲み会なんかも行われている。

川下の小売店でも経営陣は意外に他社との交流がある。
たまには飲み会か勉強会かわからないような会合もある。

しかし、川下の販売員にはそういう集まりがあまりない。
もちろん協同組合なんてものはない。

販売員は一般的にあまり報われにくい仕事として認識されている。
筆者も販売員上がりだ。そんなにカッコイイ一流店ではなく、イズミヤという量販店の子会社で1900円くらいの安物の洋服を販売していた。

小泉アパレル、ヤギ、タキヒヨー、美濃屋、水甚といった量販店メーカーの商品を扱っていた。

販売員はやっぱり当時から報われない職種だった。
本部の方が偉いし、売れない商品ばかり仕入れるくせにバイヤーはなんだか偉そうだったし、経営陣は根拠もなく前年比10%増の売上予算を毎月押し付けてくるし、何だこりゃって感じだった。

記者になって人気ショップの販売員と触れ合う機会が増えた。
やっぱり彼らも報われない。
意外に給料は安いし、その上、自店での買い物で毎月支払いに追われている。
量販店系の店なら単価も安いが、人気ショップになると1枚ン万円の洋服ばかりだ。
それを毎月何枚も買っているからそりゃ支払いは苦しい。

某有名セレクトショップの店員なんて毎月15万円くらい支払いがある人もいる。

おまけに洋服はどんどん売れにくくなっているし、2005年くらいからインターネット通販が台頭し始めた。
昨年あたりからこれまでネット通販に冷淡だった有名ブランドまでが目の色を変えて参入しようとしている。
現金な奴らめ。

インターネット通販が盛り上がって、大手アパレルは大量閉店を打ち出している。
ワールドとオンワード樫山とイトキンとTSIと三陽商会とを合わせたらおそらく2000店くらいは軽く閉鎖しているはずだ。

当然そこにいた販売員の多くは解雇または契約終了ということになる。

これからは人工知能も発達するし、販売員はますます不要の存在になる。

筆者だって実際に、へたくそなわけのわからん接客をする販売員よりも、ペッパー君か自動販売機を相手にしたほうが服を買いやすいと感じる。

まあ、そんな散々な販売員という職業だが、それでもそれが好きでやりたいという人も少数だがいるはずである。
一部には本当に「売るプロ」という人もいるだろう。

これからますます淘汰される販売員という職業をスキルアップするために

TOP SELLER . STYLE

という情報提供の場が設けられることになった。
サイトはこんな感じだ。

http://topseller.style/

今まで、現場販売員のための交流・勉強の場というものは設けられなかったので、これは画期的な取り組みではないかと思う。

もちろん、筆者は主宰ではない。
主宰グループはみな筆者よりも若い。
若者に交じって、画期的な取り組みだと思った46歳のオッサンは、このたび協力させてもらうことになった。

今後、どのように展開していくのか楽しみにしている。
メンバーの一人として今後もちょくちょくと活動の告知をしていきたいと思う。

興味のある方はぜひ覗いてみてもらいたい。