連休の合い間である。
今日と6日を休んで10連休を楽しんでおられる人もいるのではないか。

一昨年くらいから大型スーパーで衣料品や服飾雑貨を買うことが増えた。
もちろん定価では買わない。投げ売り品を買うのだが、この投げ売り価格は正直なところユニクロの値引き価格よりも安い。

以前にイトーヨーカドーでボクサーブリーフと靴下を買ったことがある。
どちらも投げ売りされていてボクサーブリーフは250円くらい、靴下も100数十円だったと記憶している。
西友でも靴下の投げ売り品を買った。
ナイガイがライセンス生産しているニューバランスのスニーカーソックスと、グンゼのトゥシェというブランドである。
ナイガイのは100円くらい、トゥシェも300円とかくらいだった。

そのどれもが品質も良く長持ちしている。
イトーヨーカドーの靴下(正確にはフットカバー)はグンゼが生産を請け負っているそうで、品質も高い。

ユニクロの肌着も評価が高いが大型スーパーの肌着、靴下類も決してそれに劣ってはいない。
むしろ勝っている品番もあるくらいだと見ている。
しかし、売り方の巧みさではユニクロに遠く及ばない。
遠く及ばないから今の結果があるのだが、商品を単品で見ると、そういう評価になる。

ここから導き出される結論は、「いくら物が良くても売り方が下手なら売れない」ということである。
よくメーカーとか工場のオッサンらが「物は良いんだけど」というが、そんなことは何の免罪符にもならないのである。物が良いなら、それを売るための工夫をすべきであり、物の良さだけに胡坐をかいているうちは絶対に売れない。

工夫とは、売り場の見せ方、宣伝・広告・告知、販促政策などであり、これが下手くそならいくら「良い物」でも売れない。大型スーパーの衣料品の苦戦はそれを物語っている。

しかし、一方で、吟味して買えば大型スーパーの投げ売り品はユニクロの投げ売り品よりも値段が安いし、品質も劣っていない。
買い方次第ではかなりお得な買い物ができる。
産地の工場の受注が増えないのも同じ理由である。
「モノハイインダケド」という呪文を繰り返し唱えてもその効果はゼロである。

「大型スーパーの衣料品はデザインがイマイチ」というのは現在には当てはまらない。
見た目のデザイン性もかなり向上している物が多い。

4月下旬くらいからまた大型スーパーで服飾雑貨品を2つ買った。

どちらもかなりお買い得だった。

西友でナイキのリュックを買った。
定価4300円がレジで10%オフになり、税込で4179円だった。

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これを買おうと思った理由は

1、ノートパソコンが収納できるポケットが内部にあること
2、撥水、防水機能があること

である。

この両方を兼ね備えているリュックは、探してみたが低価格ゾーンではほとんどない。

無印良品のリュックは撥水機能はあるが、内部にノートパソコンを収納するポケットがない。
おまけに値段は7980円である。

他のリュックも似たり寄ったりで両方の機能を備えている物がなかった。
おまけに価格はこのナイキよりも高い。

ナイキのデザインがすごく良いとか超ハイセンスとかは思わないが悪くはない。
好き嫌いでいえば好きな方である。

機能が備わっていて価格が一番安くてデザインも及第点なら買わない理由がない。

それと、イトーヨーカドーの平場の靴売り場で「スペルガ」のキャンバススニーカーを買った。
定価7900円が3990円に値下がりしていて、2足買うと6500円というキャンペーン中だった。

「スペルガ」はイタリアのスニーカーブランドでこのキャンバススニーカーに代表されるようなローテクスニーカーに定評がある。
コンバースやプロケッズなどと並んで評価されているブランドである。

最初に見たときは赤、紺、ターコイズが残っており、赤と紺を買おうかと思った。
次に行ったときには紺が売り切れており、赤とターコイズが残っていた。
ターコイズという色が嫌いなのとサイズが大きすぎたので赤を買うことは決まっていた。

ほかにも2足組にできる商品があったのでそれと抱合せて6500円にするかどうかを売り場で悩んだ。
LOTTOというスポーツブランドのスニーカーもこれに当てはめられる。
広島化成というメーカーがライセンス生産している。

ネットでググるとこれは定価が4500円だと出た。
それを3990円に値下げして、さらに2足で6500円にしているのだが、割引幅が少ないので今回は見送った。
1足3990円で買うよりも2足6500円の方がお得感があるが、支出の絶対額は3990円の方が2500円も安い。

裕福ならそういう無駄遣いも良いのかもしれないが、金のない人間は絶対額の支出を抑えるべきである。

よく、1枚600円・2枚1000円という投げ売りの服を「1枚だと600円だから100円損になる」として無理やりに2枚1000円で買うオバハンがいるが、あれは400円を無駄に捨てているのと同じである。
無理に選んだもう1枚は着用しないだろうから、1枚を1000円で買ったのと実質同じである。
どうしても節約したいのなら気に入ったのを1枚だけ600円で買うのが一番効果的である。2枚1000円で買うよりも400円も安いし、400円あれば今夜の夕食に使う野菜を3品買える。

そんなわけでスペルガの赤を1足だけ3990円(税抜)で買った。

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衣料品でもデザインが悪くなく機能的でかつ安い商品が多い。
今後購入を考えている物として西友のプライベートブランドのウインドブレーカーがある。

綿素材とポリエステル素材の2種類があり、綿素材は定価3800円がレジで1900円になる。
ポリエステル素材は定価4500円だがすでに半額の2250円に値下がりしている。

どちらも撥水機能がある。

デザインは悪くない。綿素材はユニクロのコットンパーカとほぼ似たようなデザインである。
だまって着ていればどちらも西友のプライベートブランドだとは気付かれない。

そしてユニクロのコットンパーカに撥水機能はないが西友の商品にはある。
価格はユニクロが定価3990円を2990円に下げたのに対し、西友は1900円にすでに値下げしている。
ポリエステルのは撥水機能付きで2250円であり、これもユニクロよりも機能的であり価格優位性がある。

あとイトーヨーカドーの靴売り場にはけっこう変わった商品が置かれていて、STORMというポルトガルのデッキシューズブランドもあった。その中でもキャンバスデッキシューズがあったのだが、定価13000円と付いている。イトーヨーカドーで13000円のカジュアルシューズを買う客がいるとは思えないのだが、これが3990円に値下がりしている。
このあたりのイトーヨーカドーのマーケティングは本当に機能しているのかと疑問を抱かざるを得ない。

だから売れ残って値下げされてお買い得品になっているのだから、こういう商品は狙い目である。

それにしても大型スーパーの衣料品・服飾雑貨はユニクロよりもコストパフォーマンスに優れている物が増えてきていると感じる。
昔は大型スーパーの衣料品はデザインがダサかったが、それも払拭されつつある。

プチプラが好きな層はそろそろ大型スーパーの売り場に目を向けた方が良いのではないか。
意外な掘り出し物がある。
筆者も引き続き大型スーパーの衣料品売り場をチェックしたい。

商いの心くばり (講談社文庫)
伊藤雅俊
講談社
2015-01-09