少し前になるが、神戸コレクションと東京ガールズコレクションの提携が発表された。
個人的にはこの2つはファッションイベントというより、興行だと思っているし、あまり興味もないが、この提携は一般消費者にとっては分かり易くて良いのではないかと思っている。

TGCと神戸コレクションが企画提携
http://www.senken.co.jp/news/corporation/tgc-koube-160128/

これまで神戸コレクションも東京での興行を「東京ランウェイ」として行ってきた。
関係者はさておき、外野から眺めている分においては、東京ガールズコレクションとどう違うのかがさっぱりわからない。ステージ上を歩く芸能人が違うということはわかるが、それが大きな差異とは思えなかった。

これからは神戸コレクションは神戸で、東京は東京ガールズコレクションとすみ分けるので分かりやすい。

ところでこの手の芸能人を使ったファッション興行は、全国各地で開催されるようになったが、各地方1つずつあれば十分なのではないかと感じる。
同じ地方に同様の主旨の興行が2つ、3つ行われたところで、消費者からするとあまり区別ができない。

登場するタレントは異なるが、ステージ上を歩くだけだからそんなに差異はない。
だいたい似たようなタレントを起用するから筆者のような人間からすると大きな違いは見えない。

タレントが着るブランドも興行ごとに異なるが、その着用ブランドはあまり注目されていない。
観客は服よりもタレントを見ていると考えた方が良いだろう。

その証拠に、過去、東京ガールズコレクションにも数多くの低価格ブランドが衣装を提供している。
例えばライトオンが出展したことがあったがそれによってライトオンへの注目度が上昇したとは聞いたことがない。

観客の多くはコーディネイトはそれなりに気にして見ているだろうが、ブランド名は気にしていないからだ。
そしてコーディネイト自体は真似しようと思えば違うブランドでも似たようなアイテムをそろえることは可能だ。

今回の提携によって「関西コレクション」はけっこう厳しい立場に立たされたのではないかと思ってしまう。

もともと後発の関西コレクションは、神戸コレクションとイベント主旨はほとんど同じである。
開催場所と登場するタレントと出品ブランドが異なるが、観客として見た印象をいえばほとんど同じようである。
そして開催場所は大阪と神戸でけっこう近い。
関西以外の人だと距離感が分からないかもしれないが、神戸と大阪は電車で30分前後である。
東京と横浜みたいな距離感である。

この近距離で似たような主旨で、似たように見える興行が二つは並立しにくいのではないかというのが、個人的意見だ。
ちょうど、東京ランウェイと東京ガールズコレクションが並立しにくかったように。
おそらく観客層も重なっているだろう。
今回、神戸と東京が提携したということは、ビジネス的・金儲け的にその方がお互いにメリットがあったということである。

今後は、各地方・地域に1つという形でこの手のファッション興行は集約されるのではないだろうか。

ところで、10年ほど前、東京ガールズコレクションは歩いてるモデルを携帯電話で撮影すると、モデルが着用している服がその場で買えるという仕掛けが話題になった。

最近はめっきりその話題自体を耳にしないがどうなったのだろうか。

携帯電話がスマホへと切り替わった今こそその仕掛けを打ち出した方が良いのではないか。

話題を耳にしなくなったということは、前評判ばかり高くて実態はそれに伴っていなかったと考えられるが、スマホ向けに再挑戦してみる価値はあるのではないか。

ただし、ネット通販というのは「単にやっただけ」では売上高を獲得することは難しい局面に入っているから、即効性があるとは思えないが。


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オムニバス
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2015-02-18