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南充浩 オフィシャルブログ

ユニクロの今秋冬お勧め品

2015年12月4日 お買い得品 0

 今日はお気楽に。

先日、こんな記事を拝読した。
なかなかポイントを的確につかんでいると感じた。

ユニクロで「買ってはいけない秋物・冬物」ワースト5
http://nikkan-spa.jp/994633

ファッションの観点から書かれており、その指摘する理由は概ね賛同できる。
ただ、ネットの書き込みでは「なんでこれがダメなんだよ?」というものも多数あり、このあたりの感覚の違いというのはどうしようもないと感じる。
そういう人向けにユニクロは存在するのだなあと改めて実感する。(笑)

1位スターウォーズ柄のネルシャツ
2位ブラックウォッチチェック柄のダッフルコート
3位ウォームイージーストレッチパンツ
4位プリントフリースフルジップジャケット
5位迷彩柄スエットシャツ

となっている。

買っていけない理由を簡単にまとめると、

スターウォーズ柄のシャツは柄が悪い、ブラックウォッチ柄のダッフルはただでさえ若者向けというイメージが強いダッフルでチェック柄を選ぶとさらに若者向けに見える。オッサン世代が着るのはつらい。
ウォームイージーストレッチパンツは全体的に太すぎる。モデルの外国人が穿いているからサマになるけど一般の男性が穿いたら単なる作業着にしか見えない。
プリントフリースフルジップジャケットは柄のデザインが悪すぎる。迷彩柄スエットシャツも若者はまだしもオッサンが着るにはカジュアルすぎてつらい。

こういう理由である。

まあ、概ねなっとくで、ウォームイージーストレッチパンツは機能はさておき、写真を見ると明らかにシルエットが太すぎる。そこらの男性が穿いたら確実に作業着ズボンにしか見えない。
同じような機能ならウォームジョガーパンツがユニクロから発売されているからそちらを穿いてはどうか。ただし、ウエストにベルトループが無いので少しタイトなサイズを選ぶと良いのではないか。

さて、では個人的にメンズの中から「今秋冬ユニクロで買うべきおすすめ品」を挙げてみたいと思う。

1、ラムウールセーター 2490円

である。理由は他ブランドが合繊混のセーターを継続しているにもかかわらず、ユニクロは今秋冬でウール100%に戻した。素材クオリティは、同価格帯ブランドでダントツである。
さらにいうなら、8000円くらいのセレクトショップオリジナル品よりも素材クオリティは上かもしれない。
ただし、好みの色があるかどうかはわからない。
黒、紺、グレー、白などのベーシックな無地商品ならこれを買うのがもっともコストパフォーマンスが高い。
期間限定値引きや週末限定値引きで買えばさらにコストパフォーマンスは高くなる。

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2、ユニクロ アンド ルメールのセーター各種

そろそろ期間限定値引きや週末値引きの対象商品になってきている。
定価で買うのはブルジョワジーに任せるとして、値引きになったときはだいたい1000~3000円は安くなる。
黒、紺、グレーなどベーシックなダークカラーしかないが、明るいカラーにこだわらなければ買いである。
素材クオリティも通常ラインよりも高い。

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3、昨年物のカシミヤセーター

通常のラムウールに比べて、筆者の中ではユニクロのカシミヤセーターの評価点は低い。
定価9990円ではちょっと買う気にならない。ところが2014年物はカラーに偏りがあるが、3990円にまで値下がりしている。好みのカラーが残っていて3990円なら迷わず買いである。

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4、ウルトラライトダウンコンパクトVネックベスト(名前長っ)

昨年から流行しているいわゆるインナーダウン。昨年はインナーダウンジャケットとダウンベストを発売していたが、今年はなぜかメンズのインナーダウンジャケットは廃止。どうしても欲しければレディースのビッグサイズでも買うことにする。もちろん値引きされてから。
メンズのベストは定価4990円だが、けっこう頻繁に期間限定値引きの対象になっている。
4990円で買う気にはならないが、2990円なら買いたいと思う。
10月の下旬に2990円に値引きされたときにすでに購入した。

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これくらいだろうか。
ここには書かなかったが各種防寒アウター(Pコート、ダッフル、シームレスダウン、チェスターフィールドコートなど)も変な柄物以外は買いであるが、定価が高いので値下げになるまで待つのが得策だと思う。
どうせタンスの中には各人ともに何枚か防寒アウターが眠っているのだからそれを着てやりすごし、大幅値下げされたときに買うべきだろう。

何年間もユニクロの商品を見てきたが、概して秋冬のウールセーター類のクオリティは高い。
今期のウールセーターは他ブランドのクオリティがあまりこれまでと変わらないのと比べると一段と高いと感じる。

もちろん、洋服を着るということは「心の満足感」みたいなものも重視されるから、ユニクロではそういう部分が満足できないという人が存在するのは当然であるが、逆に「ユニクロで十分」と満足する人が増えていることも当然といえる。
こと、ウールセーター類の黒、紺などの無地ベーシック商品に関してはブランド物の3分の1以下の価格で、同等かそれ以上の品質の物が買えるのだから、これこそ代替品として選ばれるのは当然である。

家電も自動車も廉価でそこそこの品質の代替品が登場して大衆に行き渡るのだから、まさに洋服もそれと同じである。洋服に格別のロマンを求める人のそういう志向は個人の自由だが、格別のロマンを求めない人が増えていることもそれこそ何の不思議もない。

ただし、筆者にとってはユニクロは定価で買うべきブランドではない。値引き購入が前提であり、どこまで値引きされるのかを見極めて最安値で買いたいと常々考えている。


 

ユニクロ vs しまむら(日経ビジネス人文庫)
月泉 博
日本経済新聞出版社
2009-11-03


ユニクロ帝国の光と影 (文春文庫)
横田 増生
文藝春秋
2013-12-04


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