なんだかんだと言って、夏と冬のバーゲンでは何かを買う。
通常の熱心な洋服ファンなら、「〇〇ブランドのアレを3割引きで買う」とか「ブランドはあまりこだわらないが、トレンドの〇〇というアイテムを買う」というようにターゲットがあらかじめ決まっているのかもしれない。
筆者も昔はそうだったが、年を取るごとにそういうターゲットはほとんどなくなってきた。
とくに5年ほど前からはカネもない上に老化が進んでいるのだろうか、「絶対にアレがほしい」と思うようなアイテムやブランドはなくなってきた。

「ユニクロで手ごろな値段に下がった手ごろなアイテムがないかな?」とか
「1000円以下で買えるTシャツないかな?」とか
「ストレッチ混の7分丈・8分丈パンツないかな。値段は1900円以下で」とか

そういう買い方しかしなくなっている。

しかもメンズの夏服というのは、種類が極端に少ない。
トップスならTシャツ、ポロシャツ、半袖シャツくらいしかない。
あとは色柄とパターン(型紙)の異なり具合による微細なシルエットの変化しかない。
それを楽しむのがメンズファッションだと言われればそれまでだが、それでも微細なシルエットの変化のこだわって同じようなTシャツを何枚も集めて楽しむというような性癖は筆者にはまったくない。

そんなわけで今夏のバーゲン品の買い物は筆者史上もっとも脱力した買い方をした。

まあ、誰得企画なのだが、7月1日のバーゲンスタート時に購入したアイテムを晒してみようと思う。
筆者の買い物の最重要点は価格であるから、価格を書きつつ紹介してみる。

まず、この夏のもっとも高額な買い物は、白いジーンズである。
白いジーンズが流行していたが、頑として購入しなかった。
その理由は、汚れやすいからである。
どんなに気を付けて着用しても、どんなにこまめに洗濯を繰り返しても白い衣服は絶対に汚れる。

通常のジーンズならその汚れも「味」ということになるが、白いジーンズにそんな「味」は要らない。

必ず定期的に廃棄しなくてはならないから、高額な商品を買うのがもったいない。
実際に、筆者の知り合いのオシャレーなデザイナーさんとか、オシャレーなデザイン会社社長とか、通常の衣服は必ずブランド物を着ているような人でも白いジーンズに関しては、ユニクロだとか無印良品だとかそのあたりの低価格品を購入している。

筆者が買ったのはエドウインのキープホワイトである。
これは防汚・撥水加工が施されているから汚れをはじきやすい。
その上にストレッチ混であるから動きやすい。
通常の白いジーンズよりは随分と長持ちするのではないかと思って購入した。

購入したのはジーンズメイトである。
5990円(税抜)にまで値下がりしていた。

写真 15

エドウインのウェブサイトで見ると、定価は9500円(税抜)となっており、ここではまだ値下がりしていない。

昔からそうだが、ジーンズメイトは独自に値引きをすることが多い。
それによって一時期は大きく売上高を拡大することができ、そのやり方は今もある程度は引き継がれているといえる。

次に買ったのはリーバイスの502のクロップドパンツである。
たぶん7分丈くらい。
これは3990円にまで値下がりしていたのをライトオンで買った。
一昨年くらいにリーバイスの502の同じ丈のもっとウォッシュのかかったジーンズを購入したが(記憶ではジーンズメイトで2990円くらいに値下がりしていた)、それは吸水速乾機能があるが、ノンストレッチだった。
今回のは吸水速乾機能はないが、ストレッチ混であり、ライトオンの店頭に1枚だけ残っていたのを買った。

写真 23

夏は汗をかく。筆者は大量に汗をかくから、すぐに衣服が体に貼り付く。
ズボンも同じで、汗で足に貼り付いたときこそ、ストレッチ機能があると動きが快適である。

トップスはかなり脱力して買い物をしている。

ライトオンでTシャツを2枚買った。
1900円の商品が900円に値下がりしていたからだ。
今はさらに値下がりして、900円のTシャツ2枚で1500円で売られている。

両方とも綿65%・ポリエステル35%の組成。

黒い方はライトオンのPB「バックナンバー」で、ブルーグレーの方は水甚の商品である。

写真 12
写真 21

ポリエステルが少し混じっている方が汗をかいてもすぐに乾くので快適だと筆者は感じる。
それとこの黒いTシャツはなかなか優秀で、かなり汗をかいても塩が白く浮き出てこない。
もう何度か着用しているが白く塩が浮き出てきたことがない。

あと、センスオブプレイスで買ったのが黒いヘンリーネックTシャツ。
これは2900円が900円にまで値下がりしていた。
綿100%強撚フライス生地だがかなり厚手である。
ここまで厚手なら汗を少々かいても白く塩が浮き出ることもないだろうと購入した。
何度か着用してみたがまだ塩が白く浮き出たことがない。

写真 31

最後にヤマトインターナショナルのファミリーセールでカットソー素材の迷彩柄ベストを買った。
肉体派ではない筆者は、ごまかすためにTシャツの上からベストを着用することが多い。
そのために毎年1枚か2枚くらいベストを買っている。
今回のこのベストはサンプル品扱いで1500円だった。
定価は5900円を設定されていたようだ。

写真11

写真ではわかりにくいが、ボタンの合わせのところを黒で細くパイピングしてある。
この黒いパイピングの素材は合皮を使用してある。

グレー地にブルーベースの手描き風迷彩柄なので黒でも白でも紺でも合わせやすい。

そんな感じで、きっと8月にはまた何枚か適当に安くなった商品を買うかもしれない。

今、多くの人がそこそこの価格で買うのは、冬の防寒アウターくらいではないだろうか。
とはいってもその防寒アウターだって探せば2900円とか3900円でダウンジャケットが売ってるくらいである。
品質は別としてその程度のダウンジャケットでも街着として着用するならそこそこ暖かい。

わざわざ高い商品を買ってもらうためには、何か異なる仕掛けを考える必要がある。
デザインの善し悪しやトレンド対応、製造地、そんなことだけではわざわざ高い商品を購入する動機づけにはならない。