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南充浩 オフィシャルブログ

夏バーゲンが盛り上がらない理由をあれこれ考えてみた

2015年7月2日 未分類 0

 今年は6月26日ごろから五月雨式に夏バーゲンが始まっている。
各商業施設を見て回ると、毎年のことだが夏バーゲンはそれほど盛り上がらない。
新年のバーゲンは盛り上がるがあれはやはり、正月を迎えたことでの昂揚感が手伝い、お祭り気分を盛り上げているのだと感じる。

6月末から7月上旬に世間になにかお祭りムードがあるだろうか?
お中元と言ってもピンとこないし、関西だと祇園祭と言っても京都以外はさほど盛り上がらない。

いっそのこと、半年の終了ということで水無月晦日でも盛大に祝うようにキャンペーンしてみてはどうだろうか?
少しはムードが盛り上がるかもしれない。

さて、筆者は常々、低価格店で買っている。
その最大の理由はカネがないからである。
低価格店で買い慣れていると、夏冬のバーゲンがさほど魅力的に映らなくなる。
なぜなら、年中、何らかの値下がり品があるからだ。

ユニクロなら毎週末に何かしらの値引きセールがあるし、店頭入荷後一定期間が過ぎた商品は値下げされる。
また、昨年物も値引きされて販売されている。
ベーシックなデザインの商品が多いから別に今年物でなくては困るということはない。
昨年物だって十分に着用できる。

ポイントの各ブランドやGAPも店頭入荷後一定期間が過ぎた商品が自動的に値下がりする。

ジーンズカジュアルチェーンのライトオン、ジーンズメイトも常に何らかの値下がり品が置かれている。

バーゲン期間が来るまでなかなか値下がりしないのは無印良品くらいだろうか。

レディースなので買わないが、アースミュージック&エコロジーだって同様である。
一年を通じてタイムセールを繰り返しているから、そのときに買えば良い。

こうしてみると、低価格店を利用し慣れている人間の方が、夏冬のバーゲンに対してさほどありがたみを感じなくなっているのではないかと、体験的に思う。

それに加えて、年齢とともに「どうしても欲しい」とか「一度ぜひ、着てみたい」と思うような服もブランドもなくなりつつある。
加齢によって好奇心が薄れているのだろうし、ファッションそのものにも興味が薄れてきているのだろう。
また、メンズには選択肢が少ないし、良くも悪くも自分のスタイルが決まってきているということもあるだろう。
わざわざ未知のスタイルに挑戦してみるということはなくなった。

働き始めてからファッションを独学でやり始めたので、35歳くらいまでは試行錯誤の繰り返しだった。
ときどきものすごくおかしな服を買ってきては家族から「なんでそんな服買おうと思ったん?」と言われることもしばしばあった。
35歳を過ぎてからはあまりそういうことはなくなってきたが、いつも似たような、同じような服を着るようになった。

だから筆者とは反対に、中高年になりながら「あの服が着てみたい」とか「あのブランドが欲しい」と強く思える人を理解できないものの、一面でその好奇心というか興味の持ち方には「すごいなあ」とも感じる。そうなりたいとはぜんぜん思わないけど。

話は逸れっぱなしだが、夏のバーゲンが盛り上がらない理由としてもう一つ、バリエーションの少なさと気温的に重ね着しにくいこともあるのではないか。

メンズのカジュアルだとトップスはTシャツかポロシャツ、布帛のシャツくらいしかない。
いずれにしてもそれほど形状自体を大きく変化させることはできないから、畢竟、色柄の変化程度しかやりようがない。
洋服の数をある程度持つようになってしまうと、それこそ色柄のバリエーションもある程度そろう。
よほどシルエットのトレンドが変わるか、破損するかしない限りは新たに買い足す必要がない。
レディースはアイテムのバリエーションが多いからもう少し事情は異なるのだろうが。

メンズだとボトムスも限られる。
基本的には全員がズボンである。スカートをはいている人はかなりの少数である。
ワンピースを着ている人は皆無に等しいだろう。
ズボンは丈が長いか短いか中くらいか、色は白、紺、黒、グレー、ベージュくらい。
大ぶりで派手な柄は合わせづらいから、無地か小柄。柄はストライプかチェック。
だいたいそんな感じである。
まあ、カラーパンツも市民権を得ているから気分転換に買うことはある。

でもその程度だ。

そして気温が高いので何枚も重ね着をして楽しむということがしにくい。
大概がTシャツかポロシャツ1枚、もしくはその上に何かを羽織る程度になる。

そしてトレンドの大きな変化がそれほどないから、一通りの種類を持っていると買い足す必要があまりない。
こう考えると夏に洋服が大量に売れる方が不思議である。

夏のバーゲンが盛り上がらないのは当然ではないかという気もしてきた。

それと先日、人と話していて気が付いたのだが、なぜ値下がりした低価格品しか買わないのかというと、最大の理由はカネがないからだが、もう一つの理由として、必ずいつか捨てるからである。

収納スペースは無限ではないから、キャパシティを越えるとどれかを捨てなくてはならない。
その時に、高額な商品だと捨てにくい。
しかし低価格品で何年間か着れば捨てるにも抵抗がない。

今夏のバーゲンでも何枚か値下がりしたTシャツをパラパラと買うだろう。
その分、古くなったTシャツは捨てる。
1000円を越えるTシャツを買うことは絶対にない。

夏バーゲンが始まった店頭を見ながらそんなことをつらつらと考えた。

なんともとりとめのない雑感である。

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