低価格SPAカジュアルチェーンのウィゴーの売上高が240億円に到達した。

ウィゴー、売り上げ240億円
http://www.senken.co.jp/news/company-news/wego-24billion-yen/

古着セレクトショップのウィゴーは前期(15年2月期)、「ウィゴー」業態の売上高が前期比15%増の240億円となった。新規出店が2ケタ増加、レディスの客数増に加え、地方SC向けMDも軌道に乗せ、既存店売上高も10%伸びた。

 同社は18~22歳のヤングMDを強化し、ここ数年順調に業績を伸ばしている。14年は東京・原宿での多店舗展開でヤング集客強化、1900~2900円での最新トレンド提案で、知名度がさらに上昇した。レディスアクセサリー類も充実、レディス客比率は6割まで高まった。

とある。

古着セレクトショップとあるが、今のウィゴーにはそんな面影は微塵もない。
低価格SPAカジュアルチェーンというべきだろう。

ウィゴーというと、「WC」ブランドをタレントの若槻千夏さんがプロデュースすることで一斉を風靡した。
当時は「WC」にものすごい勢いがあり、本体のウィゴーが踊り場状態だったが、徐々にその状況が逆転してきた。現在「WC」にそれほどの勢いはないものの、本体のウィゴーが絶好調である。

またウィゴーは癖の強いデザインという認識があるが、記事中では、

都市部のMDを修正して、ベーシック商材の比重を高める売り場ユニットを組んだのが成果を上げた。

ともある。
癖の強いデザインのアイテムはインパクトはあるが、そればかりで全身をコーディネイトできる人は少数派である。多くの人はベーシックの中に1点だけ癖の強いデザインを取り入れた着こなしをする。
となると、ベーシックアイテムの構成比率を増やした方が売上高は稼ぎやすい。
リピーターの増加も見込める。

売上高240億円に到達したことで、ウィゴーは完全に他の古着屋出身の低価格SPAカジュアル店に比べて、頭抜けた存在になったといえる。

ところで、この記事では重要なことがきわめてサラっと書かれている。

「プニュズ」「ジョルダーノ」などを含めた前期のアパレル全体の売り上げは250億円になる模様。

とある。

新ブランド「プニュズ」はさておき、香港発のグローバルSPAブランド「ジョルダーノ」の売上高は10億円未満ということになる。おそらくは数億円というレベルだろう。

何度も日本上陸と撤退を繰り返しているブランドだが、今回の挑戦もやはり上手く行っていないようだ。
ジョルダーノが今後も日本で成功する可能性は限りなく低いのではないかと思われる。

ウィゴー本体をどこまで拡大するのか、またウィゴー以外のブランドをどのように育てて多角化するのか、そのあたりが今後の課題となるのではないか。