南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

9月度は苦戦。各社客数が減少

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 ユニクロの9月売上速報が発表され、大きな話題となっている。
9月の既存店売上高は前年比24・7%減
既存店客数は同14・9%減
既存店客単価は同11・6%減

と大幅前年割れに終わった。

マックハウスの9月度は
既存店売上高が前年比17・3%減
既存店客数は同11・3%減
既存店客単価は6・7%減

ポイントの9月度は
既存店売上高が前年比13・0%減
既存店客数が同11・6%減
既存店客単価が同1・5%減

ハニーズの9月度は
既存店売上高が前年比17・7%減
既存店客数が同21・3%減
既存店客単価が同4・5%増

しまむらの9月度は
既存店売上高が前年比9・9%減

だった。

各社ともに苦戦の原因として9月の記録的猛暑を挙げており、
連日35度を越えたことから秋物が売れなかった。
さらに言えば、各社とも客数を大きく減らしており「暑過ぎて、秋物の服を買う気にもならない」とばかりに店に足を運ぶ消費者が少なかったことが伺える。
正直に言って、自分も8月末から9月23日まで何も服を買う気が起こらなかった。暑いので夏物を買いたいが、着られる時期の少なさを考えると夏物も欲しくない。かといって暑いので秋物は着たくない。暑さをがまんするくらいなら、お洒落などしたくない。
おそらく多くの消費者も同じような気持ちだったのではないだろうか。

9月23日から全国的に猛暑がおさまり、ようやく秋の気配が感じられるので、10月からは秋物が動きそうだ。ただ、この9月の不振を受けて、OEM業者や生産業者に「難癖」を付けて返品受け入れを迫るアパレル、ショップが数多くあるという。
これでは生産業者は浮かばれない。手近なところに損を押し付ける体質を、アパレル、小売店ともそろそろ卒業してはどうか?

大阪スタイリングエキスポ

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 大阪のファッションイベント、「大阪スタイリングエキスポ」のオープニングに取材も兼ねて出席した。
見ていると軽いデジャヴューに襲われた。2006年2月のだ。

今回のコンセプトはファッション(衣)だけではなく、衣食住すべてをリンクさせた消費者参加型のイベントであるという。しかし、これは2006年2月に開催された「大阪ライフスタイルコレクション」の焼き直しである。
2004年11月で閉幕した「大阪コレクション」の後を受けて2006年に再スタートした。これまでバイヤー向けのコレクションショーだったが、再スタート後は衣食住をリンクさせ、消費者が見られるリアルスタイルのファッションショーを行った。

運営委託されたのはドリームアンドモア。ファッションショーやショップオープニングのプレス代行として定評と実績がある。2006年当時は大々的に一般紙にも採り上げられた。しかし、内部から異論があって2007年の運営からは外されてしまった。
その後2007年から3年間は、緊急処置的イベントとして同じタイトルで、ファッション専門学校対抗ファッションコンテストを行うようになったのだが、まったく効果がわからないイベントだった。

今回4年ぶりにリニューアルされたのだが、なんと2006年に回帰している。これでは何のためにドリームアンドモアを外したのか意味がわからない。

さらにファッションのスタイリングを「Numero TOKYO」(扶桑社)の編集長、田中杏子氏に依頼したのだが、オープニング当日は「パリコレ取材に出かけていまーす」ということでビデオレターでのコメント出演だった。
これには同席していた業界紙記者、出展関係者からも「ひどっ」と苦笑が漏れていた。
スタイリング監修でいくばくかの料金を支払っているはずなのに、オープニングよりもパリコレ取材を優先されてしまうという状態。明らかに舐められていると思うがいかがだろうか?
しかもそれほど著名でない雑誌の編集長にだ。

大阪のファッションイベントを大阪商工会議所主導でやるという状態に無理がある。いくら民間団体だとはいえ、あまりにもお役所的なスタッフが多い。事案も合議制で決まる。
これでは民間企業がリーダーシップを持って運営する東京ガールズコレクション、神戸コレクションには100年経っても追いつけないだろう。

さらに疑問なのが、イベントが2009年2月を最後にリニューアルするにあたって、だれもが積極的に運営をやりたがっていなかったという事実。もっといえば複数の関係者から漏れてきた「協賛金の繰り越しを使ってしまわないといけないからイベントはなんらかの形でやる」という言葉。そこまでやりたくないイベントならやらない方がマシだと思う。行政的予算の消化という悪弊はなんとかならないものだろうか。
極論すれば「3月末の道路工事」となんら変わらない。


申し訳ないが、お役所的団体の主導で盛り上がるようなイベントは、ここ10年見たことがない。過去に「大阪コレクション」からはビューティービーストや20471120などのブランドが全国デビューを果たしている。育成の実績はあるのだから、もうそろそろ店じまいしても良い時期なのではないだろうか。


ユニクロ心斎橋店に1000人が行列。

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 ユニクロ心斎橋店がオープンして、開店前に1000人が並んだという。

日本初のグローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」開業-1,000人が行列 /大阪http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101001-00000009-minkei-l27

3月に「H&M」難波店がオープンした時よりは行列の人数は少ない。しかし、午後4時ごろにユニクロ心斎橋店の前を通ると、50人前後の行列ができていた。
地下1階から地上4階までの5層構造で、入場制限をしているということだから来店客数の多さがわかる。
さらに、午後6時半ごろ再び店の前を通ると、行列はさらに伸びており、何百人単位となっていた。

関西に1店舗しかない「H&M」で行列ができるのはわからないでもないが、全国に店があるユニクロになぜこんなに人が並ぶのだろうか。よく分からない心理だ。
行列ができた目当てはオープン当日の「ヒートテック」インナーのセールであろう。
長袖ヒートテックインナーが990円、半袖が790円、子供用長袖ヒートテックインナーが590円、子供用半袖が390円である。しかもこの価格は心斎橋店だけ。

しかし、心斎橋店の近くで仕事をしている人、近くの学校に通っている人、通勤通学の途中の人が並ぶのであればまだわかるが、中には電車賃を使ってまで来ている人がいるから、わけがわからない。
長袖ヒートテックインナー990円は定価1500円だから、約500円の値引きになる。しかし、往復の電車料金は500円を越えるだろう。それなら、地元のユニクロで並ばずに定価でヒートテックインナー1500円を買った方がずっとお得だし、時間の節約にもなる。

日本人の行列好きには、その非効率性にいつも驚かされる。

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