南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

ドレスシャツの下には肌着着用が望ましい

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 メンズスーツの着こなしルールでまったく納得できないことがある。
ドレスシャツの下に肌着のシャツを着ないというルールだ。もともとドレスシャツというのは肌着の変化したものであるので、その下に肌着シャツを着ることはおかしいというのだ。

しかし、これを日本に当てはめると、春・晩秋・冬くらいしか適応できないのではないだろうか。夏に肌着を着ないと汗で大変なことになる。
しかも日本はここ数年、夏は猛暑続きであり、35度を越える気温が8月いっぱい続く。素肌にドレスシャツだと汗でボトボト、スケスケになる。

しかしこのルール、多くのメンズファッション本にも書かれているし、ドン小西などというファッション電波芸人も自分の著書の中で大真面目に書いている。
ヨーロッパ、北米は夏でも冷涼な気温のところが多いから素肌にドレスシャツでも良いのかもしれない。天気予報を見ていると、ロンドンは夏でも25度以下の日がけっこうあったし、パリもそうだ。これなら汗の少ない体質であれば十分に素肌ドレスシャツが可能になる。

メンズファッション本の著者やドン小西は、炎天下ドレスシャツを着て営業に回る人間のことを考えたことがあるのだろうか?素肌ドレスシャツなんかで炎天下営業を回ったら大変なことになる。また汗でピタピタに張り付いてスケスケになったドレスシャツを着た営業マンなど見るだけで不快であろう。
所詮、ファッション本の著者やドン小西は冷房の効いた自動車で移動する人間である。炎天下を歩く営業マンのことなどこれっぽちも考えていない。

ドレスシャツの下には肌着着用が望ましい。オフィスにこもりっきりなら話は別だが。夏は汗を防ぐため、冬は寒さを防ぐため肌着を着るべきであり、ファッション本やファッション電波芸人はおかしな着こなしを軽々しく薦めるべきではない。

蓮舫議員のファッション雑誌騒動に思う

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 蓮舫議員がファッション雑誌「vogue」の撮影を国会議事堂内で行った件について、与野党から批判が出ている。
これについては「それほど目くじらを立てるほどのことか」と思う。
今回の問題点は、撮影時に着用した服(おそらく編集部が用意したものであろう)のブランド名と価格が掲載されていたことが、特定のブランドの営利目的につながるというところにある。

これについては、企画を立てた編集部、うかうかと撮影に協力した蓮舫議員が軽率である。反対に「本人私物」であるとか「非売品」のようなキャプションがついていれば何ら問題視されなかった。
「本人私物」の服を着させて、わざわざ蓮舫議員を撮影する意味がないという意見もあるが、ファッション雑誌には有名人の私物を見せてくださいというページが山ほどある。掲載できないはずがない。
また現代女性の顔の一つとして蓮舫議員のインタビューを掲載することは読み物として成立するはずで、わざわざ編集部が用意したブランドの服を着せる必要もない。

明らかに編集部の営利目的として批判されても仕方がないと思う。

しかし、この件に関して、蓮舫議員を必要以上に批判するのは疑問だ。断わっておくと、自分は蓮舫議員が好きではない。あのドヤ顔、事業仕分けの手腕ともに評価できない。
それでも今回の問題は些細なことであり、シナジープランニングの坂口昌章さんの言葉を借りれば「軽率でしたで済む問題」だと思う。

今回の事件で一番疑問を覚えるのが、ファッション業界から擁護も批判の声も起きないことである。今回当事者であるのはファッション業界である。擁護するなり批判するなり声を上げるべきではないのか。
目先の売り上げに血眼になっており、そんな精神的余裕もないのであろうか。

思い起こせば、冬季オリンピックの国母選手の着こなし批判に対してもファッション業界は沈黙したままだった。自社の売上高と利益以外には関心がないのだろうか?名前だけ大層な協会や連合会、組合は存在するが、それらの首脳陣はそこまで頭が回らないのだろうか?
せいぜいネクタイ組合がクールビズ反対を年に1度表明するくらいだ。

各組織がこの体たらくでは、JFWの予算を国に削られても文句を言う資格もない。

スーツの着こなし

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 さて、先日、JALの内定式出席者のスーツの画一性を話題とした記事が産経新聞に掲載された。女性は白シャツに黒スーツ、男性は白シャツに紺がほとんどである。
これに対して、バブルのころはもっといろいろな柄、色のスーツを着た学生がいた。というのだが、スーツの問題は自分も含めて、日本人にはまだまだ難しいというのが感想である。

スーツの着こなしのベテランであるオヤジ世代のサラリーマンでさえ、そのスーツの着こなしはおかしい。たとえば白い靴下を履いている人がいる。やけにダブダブの大きいのを着ている人がいる。ズボンが短く、座ると靴下とズボンのすその間からすね毛が見えている。などなど。
個人的に一番おかしいのが、結婚式・葬式に着用する略礼服なる物である。欧米には略礼服は存在しない。
あれは日本のスーツ屋が作ったキャンペーン商品なのであり、正式なスーツスタイルにはない。

うろ覚えで恐縮だが、正式なスーツスタイルでの結婚式・葬式スタイルは、黒またはチャコールグレーのスーツに、結婚式ならネクタイはシルバー無地、葬式なら黒無地ネクタイ着用である。
略礼服しかもダブルブレストのジャケットに真白いネクタイなどというものは、欧米から見れば奇異に映る。

しかし、自分の親戚縁者もそうなのだが、略礼服こそ「正式の礼装」と思いこんでいるサラリーマンの多いこと。自分より年下の人間から「略礼服くらい着ろ」と注意を受けることがある。そのとき、わざわざ講釈をたれる気はないので、黙殺することにしている。

ついでに言えば、タキシードを昼間に着ることもご法度らしい。タキシードは夜、昼間はモーニングやディレクターズスーツが正式。昼間の結婚式で新郎がタキシード着ているのもおかしな話ということになる。

このようにかなり間違えたスーツ、礼服の着こなしが氾濫している中において、新入社員のスーツの着こなしの没個性化を嘆いていも始まらない。それこそオヤジ世代からもう一度正式のスーツの決まりごと、礼服の決まりごとを勉強しなおさなくてはならない。

これもついでだが、リクルートスーツの白シャツに紺色スーツといういでたちは、欧米では銀行のマネージャークラスの人間が月曜朝の会議に出席するときの服装だという。欧米ではミディアムグレーやチャコールグレーが一般的で汎用性がある。
銀行のマネージャークラスの着こなしを就職活動生に教える就職活動のノウハウ本も非常に困り物だと思う。

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