南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

今まで以上にタイトになる西日本の縫製スペース

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - 今まで以上にタイトになる西日本の縫製スペース
 今回起こった東日本大震災で、東北地方の縫製工場やニット製造メーカーが多数被害を被った。これがどういう影響をもたらすかというと、ただでさえタイトだった国内の縫製スペースがさらにタイトになり、今以上の納期遅れを起こすこととなる。

ほんの一例だが、ジーンズのOEM生産を手掛ける友人によると、福山地区では昨年末からすでに「2週間~3週間の納期遅れが発生している」という。中国の縫製工場から溢れた注文が国内に流れ込んだためだ。
西日本は今回の地震で無傷であるため、東北地方の注文がさらに流れ込む可能性が高い。可能性が高いどころの話ではなく、実際にもうすでに流れ込み始めているという。
知人によると「ある商社は西日本の縫製工場に、被災した東北地方の工場分の注文を流したが、納期は初期設定どおりであることを求めている」といい、かなり無茶苦茶な設定である。


今回の地震で、国内の稼ぎ頭だった東京地方は消費が冷え込み、アパレル業界全体での売上高は低迷する。また今までのように新作の洋服が次々とタイムリーには入荷されなくなるだろう。アパレル業界の人々がもう一度消費や生産について考えなさなければならない。

ユニクロが大丸梅田店にオープン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - ユニクロが大丸梅田店にオープン
 昨日、3月16日、大丸梅田店の13階にユニクロがオープンした。さっそく見に行くと、13階はユニクロ以外にポケモンセンター、トミカショップ、ABCクッキングスタジオが併設されており、一目で「母子で楽しめるフロア」であるとわかる。非常に良い設計のフロアだと思う。

CA3G0079


ユニクロはオープン記念のセール品があるので、結構な混雑ぶりでレジには平日昼間にも関わらず行列ができていた。実は同じセール品は心斎橋などのほかのユニクロでも販売されているので、大丸梅田店で行列を作る意味はあまりないのだが。


お母さん向けにはユニクロとABCクッキングスタジオ、子供向けにはトミカショップとポケモンセンターがあり、子供も連れて足を運びやすい。

百貨店にお母さん方が足を運びにくくなる要因の一つとして「子供が嫌がる」というものがあると思う。自分自身もそうだったのだが、小さい頃は母親が洋服選びに夢中になっている間、退屈なので百貨店や洋服店に連れて行かれるのは非常に苦痛であった。おそらく今の子供たちも同じように感じている部分があるのではないだろうか。
とくに都心の百貨店は、何とかの一つ覚えみたいに「高額トレンドレディースブランド」しか入店していない。母親の買い物に付き合わせられる子供たちは良い迷惑だったのではないか。

今回の大丸梅田13階は、子供たちもトミカショップやポケモンセンターでお母さんの買い物が終わるのを退屈せずに待っておける仕組みとなっている。唯一つ難点を言うなら、13階まで上るのが多少面倒であることだ。

CA3G0076


CA3G0078




(上・下ともにポケモンセンター)



同じ大丸梅田店つながりで言えば、つい2,3日前に、大丸梅田店の化粧品イベントが地震を考慮して中止になったと聞いた。これは非常にもったいないのではないか。東北地方や停電対象である首都圏でのイベント中止は当然であるとしても、無傷で残っている名古屋以西の都市圏は今まで以上にイベントを活発化させ、経済を動かしていかないといけない。とくに京阪神の経済比重は高まるため、こうしたイベント類はむしろ中止せずに続行することが望まれる。

もちろん、自粛したい気持ちはわかるのだが。

大丸梅田店の化粧品イベント自粛は残念な結果だと思う。

CA3G0080


(リニューアルした大阪駅入口と大丸梅田店入口)



JFWも名古屋以西で開催してみては?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - JFWも名古屋以西で開催してみては?
 昨日、来週から始まる合同展示会「rooms LINK」を名古屋以西での開催提案をアップした直後に、延期が決定した。
またジャパンファッションウィーク(JFW)の中止、来週開催予定だったファッションイベント「ファッション ゲートGINZA」の中止も決定した。

http://www.jfw.jp/jp/news/release/79

JFW中止の理由をHPから引用すると

このたびの大地震及びそれに伴う電力供給不足の問題、交通機関の混乱、安全性確保などの重層的な事由から、急遽開催を中止することを決定いたしました。


とのことである。

たしかに電力不足の中、電力消費の大きなイベントを開催するのが最善の方法とは思えないし、かなり復旧してきたとはいえ、都内の電車ダイヤは乱れたままだ。今週・来週でイベントを行うのは厳しい状況だと思う。

しかし、曲がり角にあり存在意義そのものが問われていたJFWではあるが、一大イベントを中止するというのも経済的に考えればかなりの損失である。さらに言えば、今後復興することを考えれば経済的活動は止めるべきではないだろう。

そこでJFWも1週間か2週間後から名古屋以西で開催してみてはどうだろうか?そもそも「ジャパンファッション」のウィークなのだから「東京開催」にこだわる必要もないと思う。各地方のバイヤーも東京に行くよりは、名古屋や京阪神への方が現在ならスムーズに足を運んでくれるのではないだろうか。

関西在住なので手前味噌で恐縮だが、大阪市内とくに本町から北浜、淀屋橋、中之島界隈には大正や昭和初期のクラシックな建造物が多数並んでいる。そういう建物を利用しての展示会は可能ではないだろうか。

さすがに名古屋以西で「ファッション ゲートGINZA」というイベントを開催することは名前的に厳しい。しかし、かつて天王寺には「阿倍野銀座」という小汚い路地があり、立ち飲み屋が並んでいたのだが、こういう「御当地銀座」みたいな場所で開催するのならありかもしれない。(笑)

おそらく東京の経済活動はしばらく止まる部分が多いだろう。名古屋以西は無傷なのだから、そちらに場所を移して経済活動を続行することが当面は最善ではないかと思う。




PR





記事検索
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード