南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

機を見るに鈍な大阪のオッチャンたち

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 先日、多くの新聞で「伊丹空港跡地に副首都構想」というニュースが掲載された。
90年代前半には、過密化する東京を緩和する目的から首都移転が真剣に討議された。が、討議されただけで何も解決せずに首都移転構想すらなくなってしまった。
しかし、東日本大震災が起きた。主な被災地は東北地方と北関東だが、東京も都市機能がマヒしており今も続いている。
戦後、あまり大きな災害に襲われなかった東京だが、今回の都市機能麻痺によって災害に襲われるかもしれないという事実にリアリティが生まれた。副首都構想はかなり急ピッチに進みそうな気配である。


大阪空港跡に副首都建設構想 橋下府知事が賛同
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003601504.shtml

これまでまったく進まなかった伊丹空港の廃止だが、この副首都構想が現実になれば一気に伊丹空港廃止が進むだろう。反対派も表立っては反対しにくくなる。

それはさておき。
この副首都プランだが、東京で働いている人たちからは、良く話題に上っていると聞く。実際に東京の知人たちも名古屋以西への移転企業が増えるだろうと予測しており、京阪神への期待の大きさが感じられる。
しかし、関西に住んでいると、このニュースすら知らないオッチャンたちが数多くいる。それも普通のサラリーマンだけではなく広告代理店に。大阪商人は機を見るに敏だと言われているが、現在の大阪商人はまったく敏ではない。むしろ鈍である。
最先端の情報を掴んでセールスプロモーションをプランニングする必要がある広告代理店のオッチャンでさえ「そんなニュースどこに載ってるの?」とこちらに訊いてくる始末である。
これでは大阪が地盤沈下するのもやむなしだろう。


大阪の人は口では「大阪を盛り上げよう」と言うが、実際はほとんどの人間が「大阪はあかんわ」と諦めている。副首都構想で盛り上がるためには、情けないが東京のしかるべき地位にある人達が大声を上げてくれないと、大阪のオッチャンたちは燃えないのである。で、一旦燃え始めると悪乗りするのも大阪のオッチャンである。この性癖は宿病みたいなものだ。

しかし、実際に東京への過度の一極機能集中は問題であることは間違いない。少なくともあと1年以上は電力不足が続くのであるなら、単純に東京圏の人口を減らせば良い。それには本社機能・国家機能の移転分散しかない。だから副首都構想は理にかなっており、伊丹になるのかどうかしらないが、移転分散は名古屋でも神戸でも京都でも大阪でも良い。できれば東名阪三極分散くらいが理想なのだが。

真実にダサいのはセレクトショップスタッフ

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 3月29日のブログで、某有名セレクトショップが自社発注した商品を福島の縫製工場から引き取らなかったという件を書いた。

http://blog.livedoor.jp/minamimitsu00/archives/2482667.html

このセレクトショップから直接「引き取らなかった」と聞いた業者もいる。
ここまでくると「やはり事実か」と暗澹たる気持ちになり、怒りを禁じえない。


先日も書いたようにこのセレクトショップは自社ホームページでは震災支援を訴え、四月上旬にはチャリティーセールも開催していた。しかし、これはまったくの中途半端な偽善であり、消費者向けの程度の低い販促パフォーマンスに過ぎない。
このセレクトショップが本気で被災地を支援するつもりがあるなら、自社の下請け工場を先に支援すべきであり、それと並行して被災地支援チャリティーセールを行えば良いのである。
よほどの被爆中心地でない限り、衣服は選択すれば放射性物質は落ちると言われており、このセレクトショップはなぜその程度の努力さえ怠るのか理解に苦しむ。

被災して仕事がなく苦しんでいる縫製工場を無残に切り捨てて、どの口で「被災者支援チャリティー」を呼びかけるのか。まったく口先だけのペラペラで軽薄な行動である。

もともと、自分はセレクトショップスタッフの薄っぺらさが大嫌いだったが、より一層嫌いになった。これならユニクロの方が一億倍も企業としてマシである。
ユニクロの販促パフォーマンスもあまり好きではないが、被災地に寄付を行い、障害者を雇用し、バングラディシュの雇用改善にも乗り出している。

セレクトショップスタッフはユニクロを「ダサい」と馬鹿にするが、真実にダサいのは軽薄なセレクトショップスタッフである。


ちなみにこの業者によると、別の大手セレクトショップも福島工場の商品を引き取らなかったという。こんな所業を野放しにしているセレクトショップ経営者はクズの集まりである。

ポイントの基幹ブランドは「グローバルワーク」に

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 先日、ポイントの2011年2月期決算が発表された。

http://www.point.co.jp/ir/library/tanshin/pdf/201102tanshin.pdf

連結決算は
売上高1058億9300万円(前期比8・4%増)
営業利益153億2900万円(同9・3%減)
経常利益155億400万円(9・1%減)
当期利益84億円(同11・7%減)


と増収減益だった。
ポイントは初めて売上高1000億円を越えた。

ちなみに単体決算は
売上高1032億3400万円(前期比7・9%増)
営業利益145億8600万円(同11・4%減)
経常利益148億7200万円(同11・1%減)
当期利益80億3600万円(同13・4%減)


とこちらも増収減益で、単体でも初めて売上高1000億円を越えた。


で、今回何を採り上げたいかというと、
無知を晒すようでお恥ずかしいが、複数のブランドを所有するポイントの中で最も売上高の大きいブランドが「グローバルワーク」だと初めて知った。
これまで、ポイントの基幹ブランドは「ローリーズファーム」だと認識しており、同じ認識の業界紙記者も多数いるのではないかと思う。
「ローリーズファーム」が前期比6・0%減、「グローバルワーク」が前期比4・8%増となって、売上高が逆転したというわけだ。

それにしても「グローバルワーク」は162店舗もあり、いつの間にかそんなに店数を出していたのかと驚いてしまった。反対にアダルト向けブランドとしてスタートした「アンダーカレント」はついに店舗がなくなってしまっており、ブランドが終わってしまった。


メンズ、レディース、キッズをそろえたファミリーブランド「グローバルワーク」はその多くが郊外型の大型ショッピングセンターに入店しており、都心ファッションビルへの入店は少ない。自分はあまり郊外型ショッピングセンターに行かないので「グローバルワーク」を目にする機会が少ないことから、ブランド規模を過小評価していたのだろう。

ポイントの上位4ブランドは以下の通りになっている。

国内のブランド別売上高は、「グローバルワーク」が246億92百万円(前連結会計年度比4.8%増)、「ローリーズファーム」が235億97百万円(前連結会計年度比6.0%減)、「ジーナシス」が119億31百万円(前連結会計年度比6.8%増)、「レプシィムローリーズファーム」が111億83百万円(前連結会計年度比23.2%増)と、4つのブランドが100億円を超える売上となりました。

とのことである。



今後、ポイントの課題を挙げるとするなら、
各ブランドが少しずつテイストは異なるものの、いわゆる「デイリーカジュアル」ゾーンに集中している。例えば「エレガンス系」や「トラッド系」など異なるテイストのゾーンへの進出が求められるのではないかと思う。過去何度か異なるゾーンへ進出した形跡はあるが、いずれも成功していない。今回の「アンダーカレント」、少し前の「トランスコンチネンツ」といずれもブランドが消滅している。
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