南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

1月2日の大阪セール風景

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - 1月2日の大阪セール風景

 昨日、1月2日、セールを見て回った。
コースは天王寺、堀江、南船場、心斎橋。

天王寺MIOは開店前から長蛇の列で、ついでに天王寺ステーションデパートも珍しく開店前に行列がわずかながらできていた。
それを尻目に、ジーンズメイト天王寺店に行くと、7900円のダウンジャケットが2900円まで値下げされていた。これは年末に3900円だったものが、年明けでさらに1000円値引きされたということだ。
さっそくワインっぽい赤茶色を買ってしまった。

MIOの行列とは対照的に、ジーンズメイトは静かな店内だったが、MIOを一渡り見終えたお客が、正午前後から流れてくるのではないかと思いながら、店を出た。その際、阪堺線天王寺駅(要するに路面電車)はいつになく、大勢が並んでおり、行列は陸橋の上まで続いていた。おそらく住吉大社に行く人々なのではないだろうか。

堀江、南船場は、心斎橋筋の活況とは対照的に、近年寂れている印象がある。実際に閉店するショップも数多くあり、一昔前の堀江・南船場ブームがウソのようである。
天王寺や心斎橋筋商店街のようにごった返すことはなく、町としては静かだったが、各路面店は開店前から行列ができており、ブランド力の強い店、固定客をつかんでいる店は賑わっていた。
チャオパニック南船場店、ジョンブル南船場店、カバン・ド・ズッカ堀江店、H・ナオト堀江店などはなかなかの人入りだった。

反対に午前中ということもあるのかもしれないが、GAP、ベネトンはゆったりと見ることができたが、午後からは混雑したのではないかと推測している。

ベネトン心斎橋店で、30代後半~40代前半と見えるカップルが買い物をしていたのだが、男性の着用ジーンズはユニクロ、女性のジーンズはディーゼルで、価格差はおよそ10倍。ちょっと男女間のブランドチョイスがアンバランスな感じがした。せめて、男性はエドウィンかリーバイスを選ぶことはできなかったのだろうか。

心斎橋筋商店街のユニクロを覗こうかと思ったのだが、あまりの人通りの多さにあきらめて断念した。


毎年、冬のセールの傾向だが、都心のファッションビルや都心百貨店はものすごい人出でごった返すが、堀江や南船場の路面店は比較的混み方が少ない。そして、初日の様子だけ見ていれば「どこが不況なのか、どこが不景気なのか」と思うほどの混みようであり、実際に紙袋を3つ、4つ下げている消費者も多い。

しかしながら、この勢いが続かないのも毎年のことであり、セールの勢いは5日、6日までに終息してしまう。ショップ関係者によると「セールの勢いがあるのは初日から3日間だけ」ともいわれる。バブル期というのは、この勢いが10日間~2週間続いたのだろう。もうそんな時代は永遠に来ないだろうけど。

ショップの照明でごまかされるな

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - ショップの照明でごまかされるな
 ショップを見て廻って、いざ、服を買う時に気になるのが、店の照明。
太陽光に近い白色蛍光灯ならその服の色がわかりやすいが、黄色っぽいダウンライトでは、色がわかりにくい。例えばホワイトベージュとイエローベージュの区別が着きにくいし、黒と紺もわかりくい。パープルのトーンも分かりにくい。
非常にダウンライトは不便である。

しかし、店内全体を見渡したときに、白色蛍光灯はよほどうまくディスプレイしないと安物っぽく見えるが、黄色っぽいダウンライトは少々へたくそなディスプレイでも雰囲気ありげに見える。

ユニクロ、ジーユーは比較的太陽光に近い白色蛍光灯を使用している。(家庭の蛍光灯よりはやや黄色っぽいと感じるが)

GAP、ZARA、H&Mは黄色っぽいダウンライトを使用している。
暗さのランキングではZARA>GAP>H&Mだと思う。
ZARAが最もうす暗く、GAPがその次、H&Mは意外に明るいが、ユニクロよりは暗い。

イオン、ヨーカドー、西友、イズミヤ、ユニー、オークワ、ライフなどの量販店の白色蛍光灯は、いずれもユニクロよりも明るいと感じる。

意外にもアーバンリサーチストア心斎橋店は、セレクトショップでありながら照明は明るめで、GAPよりも明るいと感じる。

こうして見ると、高級感を手っ取り早く演出したければ、照明を暗く黄色っぽくすれば良い。と最近感じるようになった。
商品の品質がチープで、ビジュアルマーチャンダイジングも大したことはないけれども照明を暗く黄色っぽくするだけで、高級な感じにすることができるのではないだろうか。

照明が明るいと、よほどの店作りを行っても安っぽく見える。

そういう意味では、ファストファッション(GAPはファストではないが)系は照明でごまかしていると言えるし、ユニクロや量販店は照明で損をしているともいえる。

ただ、洋服や服飾雑貨、小物類を買うときは、照明の暗い店では慎重に慎重を重ねて商品を選んだ方が良いと経験上思う。

売り場探訪:西友

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - 売り場探訪:西友
 先日、12年来お付き合いしていただいている、デザイナー平井達也さんから「ツイッターで売り場中継したことを随時、まとめてはどうか?」とご提案いただいた。このブログの新しい一つの切り口としてさっそく始めたい。
大晦日だが、思い立ったが吉日である。

ちなみに平井さんのコレクションブランド「Si-Hirai」のHPはここ。

http://www.si-hirai.com/


昨日、久しぶりに西友に行った。
昨年秋に話題をさらった850円ジーンズだが、レディース商品はこの日680円に値引きセールが行われていた。

・ワンウォッシュみたいな濃紺
全体的のっぺり色落ちした淡色ブルーの2色展開
・どちらもヒゲ加工なし
・ヒゲ加工は加工賃が高いので850円商品には使うことができない
・素材は綿75%・ポリエステル24%・ポリウレタン1%


これは、綿が昨年秋よりも高いので(商品が作られた時期は今ほど高騰していない)、綿の配合率を下げ、ポリエステルを24%使ったと見ている。来年春物以降はポリエステル配合率がさらに高くなるだろう。

ちなみに1470円ジーンズはヒゲ加工入りで、綿97%・ポリウレタン3%
まともにジーンズと呼べる最低価格は1470円である。
「安いけど安っぽくないジーンズ」というポスターが850円コーナーに貼ってあったが「すみません、どう見ても安っぽいです。失笑物のポスターです」。


メンズコーナーへ移動
ダウンジャケット類の値引き
・ペンフィールドのダウンジャケットが半額で3950円に。
ただし、デザインがあまり見かけないタイプ。

・西友オリジナルのリバーシブルダウンジャケットが3割引きの4130円に。表無地の裏ハウンドトゥース。ただし、裏は恐ろしく安っぽい光沢なので裏側を向けて着ることはできない
 
・トレンドのウールダウンジャケット発見
黒とチャコールグレーの無地2色で、値引きされていない7900円
似たような色を2色展開しているのが意味不明
黒のほかは、ライトグレーか茶系、ベージュ系にすべき
売り残すことをビビっての安全パイ2色なのだろうが、これなら1色展開にすべき
せっかくデザインも悪くないのに量販店の平場に陳列されているとひどく
安物くさい。量販店は売り場作りを見直すべし

・ラムウールセーターが1000円引きの1900円に

・ウールニットパーカーがあるが、ウォッシャブル加工のため、素材の手触りが変。ウォッシャブル加工は、早い話、ウールにコーティングしてあるものなのでコーティング剤の問題だろうか?

以上がざっと見た西友の売り場である。

悪くない商品もあるのだが、量販店のフラットな売り場作りではちっとも良く見えず、全商品が限りなく安物くさく見えていた。これは西友だけの問題ではなく、イオン、イトーヨーカドー、イズミヤ、ユニーなどすべての量販店が改善しなくてはならない問題だろう。
売り場作りを改善せずにイオンやイトーヨーカドーのように、モノ作りシステムをいくらいじっても衣料品の売り上げにはつながらない。
それこそイオン、イトーヨーカドー特有の無駄な努力である。
岡田氏、鈴木氏ともにそのことがわかっていない。わかっていないからこそイオンもイトーヨーカドーも迷走しっぱなしである。 
PR
PR






記事検索
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード